概要
鼻先に一本の角を持つ草食恐竜で、大きさ5メートル程。名前はギリシア語で「一本の幹を持つ」という意味。
化石の特徴がセントロサウルスによく似ていることから「同種ではないか」との異見も出されたらしいが、「えりかざりに違いがあるじゃないか」ということで一応独立種として命名された(ちなみにコイツの名付け親はエドワード・D・コープ。エラスモサウルスとかカマラサウルスとかを付けた人)。
しかしたくさんの化石が見つかっているセントロサウルスに対してコイツのものといえる化石はかなり少なく、しかもコープは手柄を焦ったためか、化石が不完全な状態で命名してしまったのである。
※これと同じようなことを彼のライバルの「オスニエル・C・マーシュ」もやっている。とある化石にアパトサウルスと名付けて新種発表した後、やっぱり手柄を焦って別の個体の化石に「ブロントサウルス」と名付けて発表。しかしこいつらは同種だということで「ブロントサウルス」はアパトサウルスに統合された……という事件がそれ。
しかしこっちは近年「やっぱり別の種類だった」ということでブロントサウルス名義が復活した。
とにかく、このせいで「うむ、確かにセントロサウルスとは別の種類だな!」と断言できるだけの証拠が非常に少なく、現在モノクロニウスという名前は厳しい状況にある。
鼻の上に一本の真っ直ぐな角を持ち、皮膚は多角形の骨盤で装飾されていた。
創作作品では
トリケラトプスから角二本を抜いたかのような特徴的な容姿から知名度はそこそこあり、彼をモチーフにしたキャラクターもそれなりの数が存在する。
モノクロニウスをモチーフとしたモノクロモンが登場。ご丁寧に体色までモノクロである。
進化すると全身が真っ赤に染まったヴァーミリモンになる。
おそらくPixivユーザーに一番馴染み深いモノクロニウスモチーフのキャラクターなのではないだろうか。
二つ名は「恐竜避雷針」。
モノクロというほどでもないが、牛を思わせる灰色と白の模様(たぶん雷雲のイメージ)。鼻ツノのしたに小さくコブがあり、他の仲間はハッキリ色分けされているクチバシも体と同じ色で目立たないなどデザインに多少の特徴が見られる。
「7つのかけら」で先行登場し、2007第4紀+でアーケード版に登場したが、なぜか後のバージョンでは排出されず。雷属性、強さ1200、必殺わざはパーで登場。
- セントロサウルスと同一種という説が有力視されている為だろうか?
先に出ていたエイニオサウルス・ブラキケラトプス・セントロサウルス/エウセントロサウルスと当時の雷属性の強さ1200以下は全種セントロサウルス亜科であった(後に登場したズニケラトプスやアケロウサウルスもやはりセントロサウルス亜科)。
バトルタイプは「7つのかけら」ではカウンタータイプ、アーケード版ではとつげきタイプ。
低ランクの恐竜だが、ストーンサークルでも入手できるためか化石は多くの★6の恐竜と同じくらい低い。「アクト秘密基地」でペンタケラトプスを狙うとお邪魔枠だが、それでも確率はやたら低いため図鑑埋めの壁になりやすい。
恐竜カードになる前の2007第4紀で超わざカード「ブリッツカウンター」に描かれていた。相手の恐竜に雷を落とすわざ。
ちなみに「7つのかけら」ではレベル49でこちら、55で「ガトリングスパーク」を覚えられる。当時「プラズマアンカー」はまだなかった。
「セントロサウルスと同種ではないか」という説があることは説明文にもちゃんと言及されているが、エウセントロサウルスやセイスモサウルスがカード・ゲーム内の図鑑は当たり障りのない記述で、公式ガイドの説明で触れられているのに対して本種は両方で言及されている。
※セイスモサウルスは現在ディプロドクスのハロルド種として統合されているが、「同じ種類ではないかといわれる」というやや曖昧な記述。エウセントロサウルスは「本来はセントロサウルスと同じ種類だが、この名前が在命のトカゲに先に使われている可能性があったことから改められた」とある。
第6話に怪獣モノラ、第7話に怪獣モロロとして登場。