概要
ワイルドアームズシリーズにおける様々な隠しボスの頂点に君臨する、最強の敵モンスター。別名「百魔獣の王」。
全シリーズを通じて登場し、その全てがラスボスを超える戦闘力を発揮する。
ただし、ストーリーに直接関わらない、いわゆるやりこみ要素の一つであり、倒さずともゲームのクリアは可能。
奇数ナンバリングタイトルでは「ABYSS」と呼ばれる隠しダンジョンの最奥に封印され、そこへ到達する事で戦う事ができ、偶数ナンバリングタイトルでは過去に訪れたダンジョンのどこかに封印されている。
ファンの間では「ワイルドアームズはトニーに始まりラギュ・オ・ラギュラに終わる」と言われており、実際やりこみ要素の最後の壁として登場する。
正攻法ではまず勝てないステータス設定、「1000000000000℃」に代表される強力無比な攻撃は全シリーズに共通している。一部作品ではバランスブレイカーとなるキャラクターの存在故に最強のモンスターという立場を危ぶまれる事もあるが、バランスブレイカーの所以たる能力を封印して戦えば苦戦は必至である。
余談だが、ワイルドアームズ2では同じく隠しボスの顔である魔王アンゴルモアの方が強いという意見もあるが、これは発売時期的に「ノストラダムスの大予言」が近かった為であり、それが過ぎ去った後に発売されたワイルドアームズ3においてアンゴルモアは(以降の作品で復権するものの)序盤のボスモンスターという扱いを受けている。
元ネタはウルトラマンに登場した怪獣ゼットン(初代WAのみエレキングが混ざっているという意見もある)。
代表技である「1000000000000℃」もゼットンの火球が元ネタであり、制作スタッフが如何に特撮好きであるかを語っている存在でもある。
後にワイルドアームズシリーズの産みの親・金子彰史氏が脚本を務めた戦姫絶唱シンフォギアシリーズにおいても、過去のシリーズのセルフパロディが登場したことから、往年のファンからは、ラギュ・オ・ラギュラの登場が期待されていた。
もちろんラギュ・オ・ラギュラそのものが登場することはなかったが、第2作「G」に登場した完全聖遺物・ネフィリムは、同じゼットンをモチーフにしたモンスターとなっている。