ガルル中尉
がるるちゅうい
概要
ガルル小隊の隊長であり、ギロロ伍長の兄。階級は中尉。
部下にタルル上等兵・ トロロ新兵・ ゾルル兵長・ プルル看護長がいる。
ケロン軍のエリート将校にして、ケロン軍最高のスナイパー。
狙撃能力のみならず、戦闘力は全般にわたって非常に高いほか、指揮能力や人望も一流で、常に冷静かつ的確に作戦を遂行する。ムック本などでは、劇中に登場したケロン軍人のなかでも最も優れた一人として紹介される。
ギロロと違って激することが少なく、常に物静かで冷静だが、実の弟でも付いていけないほど公私の切り替えが非常に早い(ギロロ曰く「筋金入りの“プロ”」)。
作戦を遂行する上では完璧といっていいスペックを持つが、それ以外では、無駄に間を溜めて喋って相手をずっこけさせたり、ヒララのサイン目当てだけにガルル小隊を出動させたり、さらにアニメではピースサインも余裕と、お茶目な部分も持つ。
一人称は主に「私」だが、軍内ではなく個人としての場合は「俺」になる。
原作初登場時は、ケロン小隊に変わって地球侵略を進めるために地球を訪れ、ケロン小隊を壊滅に追い込んだが、小隊各員の復活や逆襲によって敗北し地球を去っていった。この際は原作史上でも最大の敵として描かれていたが、実際の訪問の理由はケロン小隊を鍛えなおすためであったような節が見られた。
以降は、父からの届け物をギロロに持ってきたり、ヒララのサインを貰いに着たりと、私用での地球訪問を繰り返している。
一方、他の惑星でのキルル掃討作戦など、非常に危険な作戦に従事している様子も見られた(さすがのガルルもかなりギリギリであったが、任務は成功したようだ)。
プライベートではギロロから「兄ちゃん」と呼ばれているらしく、地球でうっかりギロロがそう口にしたときには嬉しそうに笑っていた。そんなわけで、pixivではブラコンイラストが多い。
ギロロが幼年学校にいた頃に既に青年の姿をしてたため、結構年は離れているようだ。
ギロロとケロンが幼かった頃の彼の思い出は、二つだけ描かれている。
一つは、悪童に荒らされたギロンとケロロの秘密基地を取り返すために黙って奮闘してくれたという美談。
もう一つは、「やけに重低音の利いたコンポを買って楽しんでいるのが聞こえた」という、いかにも、小学生ぐらいの時分に高校生の兄を持っていた人間が体験していそうな、しかしどうでもいいものであった。