概要
2017年、フランスの研究者マーク・アントワン・ファルダンが「猫は固体かつ液体なのか?」というテーマでイグ・ノーベル賞を受賞した。
どんな形の箱や容器にもすっぽり入る猫の体の柔らかさを液体と形容したその斬新さが世の中の猫好きに衝撃を与え、この言葉が使われるようになった。
ただし箱や容器に入っていないときはちゃんと形をとどめて座ったり動いたりしているので、いかなるときも液体というわけではない。
またさすがに気体ではないようだ。
ちなみに猫の体の約70%は水分なので、ある意味猫は液体と言えなくもない。ただしこの考え方だと他の生物も大半が水分なので液体ということになってしまうが……。
ノーベル賞と違ってなんともバカバカしい研究の多いイグ・ノーベル賞だが、当事者たちは大真面目に研究しているのだ。