概要
アメストリス国の大総統キング・ブラッドレイの妻。本名は不明。
お喋り好きのごくごく普通の老婦人で、夫を唐変木と言いつつも彼の身を常に案じており、早く引退して後任に職を譲ってほしいと思っている。
夫と息子のセリムがホムンクルスであることや、彼らの企みについては全く知らない。
夫婦仲は良好のようで、自宅にエルリック兄弟が訪れた際にはついつい夫との惚気話を二人に聞かせてしまうほど。
夫のブラッドレイも、お父様の力に頼らず自分の力で手に入れた唯一の存在である彼女には彼なりに深い愛情を抱いており、セリムも自分に愛情を注いでくれる彼女を内心では慕っているようである。
「約束の日」ではマスタング達に保護という名目で身柄を拘束されるが、その後軍上層部に命を狙われたことで彼らに協力するようになり、ラジオ放送でその事実を証言したことでセントラル市民に衝撃を与えた。
戦いが終わった後、夫や息子に関する全ての事実を聞かされたようで、生き残ったセリムを再び育てている。
ちなみに夫とは恋愛結婚だったらしく、オマケの4コマ漫画で描かれた二人の馴れ初め話では、ブラッドレイの「最強の眼」でも見切れないビンタを喰らわせている。
なお、このビンタが切っ掛けでブラッドレイは彼女との結婚を決意したんだとか。