日本の思想家、評論家、SF作家。「現代思想好きのオタク」を自認し、現代思想と絡めたオタク論で知られる。美少女ゲームのファンでもあり、麻枝准と竜騎士07の二人を特に高く評価している。
フランス現代思想を専攻し、1999年に刊行した初の著書『存在論的、郵便的 ジャック・デリダについて』で名を知られる。『動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会』ではオタク層の萌えの消費を「データベース消費」「動物化」と表現し議論を巻き起こした。
思想や文芸のサブカルチャー(ここでは主にライトノベルやアダルトゲームなどのオタク文化をさす)との接合につとめ,『ファウスト』などのサブカルチャー系文芸誌の刊行に関わる。本人もSF作家としてデビューしている。
東日本大震災以降、政治的発言が増えている。ポストモダン系リベラル論者を標榜しており、猪瀬直樹を支持。自由民主党などの保守勢力、日本共産党などの日本の左派を激しく批判している。