概要
ジェノサイダー翔とは、スパイク・チュンソフトのゲーム『ダンガンロンパ』に登場するキャラクター。
主人公の苗木たちが学園に入学する前から世間を騒がしている連続殺人鬼。
被害者は主に10~20代の男性で共通しており、凶器の鋏で相手を滅多刺しにした上で磔にし、現場に被害者の血で「チミドロフィーバー」の血文字を残すなど、猟奇的な殺人方法を用いる。
これまでに多くの男性が全く同じ手段で被害にあっているにもかかわらず、警察では未だにその正体をつかめずにいる。現在も未解決事件として扱われており、ごく一部でのみ公表されている警察の極秘資料にも彼とその手口の内容が記述されている。
ちなみに「ジェノサイダー翔」という呼称はネット上などで付けられた渾名で、本人は気に入ったのかそのまま名乗っている。
人物
※ 以降、原作のネタバレが含まれています。ご注意下さい。 ※
いいスか?言っちゃっていいスか?
ジェノサイダー翔の正体は、超高校級の文学少女・腐川冬子のもう一人の人格。
つまり、腐川冬子は二重人格なのである。
肩書きは超高校級の殺人鬼。
自作の鋏(マイ・ハサミ)を常備しており、殺人の際はこの鋏を使って犯行を行う。
普段の彼女からは想像できない不敵な笑みと異様なほど長い舌が特徴。
普段の根暗でネガティブな彼女とは対照的に、色んな意味で感情豊かでかなりハっちゃけた性格をしている。趣味嗜好も真逆で、純文学しか認めない腐川に対しジェノサイダー翔は自らを貴腐人と称するほどの腐女子で、発言もかなりギリギリなエログロ要素が含まれた台詞が多い。そのため両者共にお互いを毛嫌いしている。ただし、十神白夜に対して好意を抱いていることは共通している。
ちなみに、両者の人格は「知識は共有していても記憶は共有していない」らしい。
また、苗木誠を“まーくん”もしくは“まこちん”、山田一二三を“ひふみん”と、他の生徒のことをやたらフランクな渾名を付けて呼ぶことも。しかし、想い人である十神白夜のことだけは冬子と同じく“白夜様”と様付けで呼んでいる。
その正体が作中で明かされてからは頻繁に彼女の人格が登場するようになり、良くも悪くも舞台を騒がすギャグメーカーとなっている。ちなみに、両者の人格交代の条件は「腐川冬子が気絶する」若しくは「クシャミをする」こと。山田曰く「ギリギリすぎる設定」。
彼女も自由行動時間で好感度を上げることができ、その際に入手できるスキルは、学級裁判で言弾の発射間隔が短くなる「トリガーハッピー」。
ちなみに本作品がTVアニメ化され、更に本キャラクターがすでにアニメ本編に登場しているため、pixiv上においてサムネイルやタイトル、キャプション等での彼女に関するネタバレが緩和している傾向にあるが、原作が元々ネタバレに非常にデリケートな作品であるため、内容によってはイラストを投稿する際はワンクッション入れて投稿することをお勧めする。
外伝作『絶対絶望少女』では容姿が若干異なり、三つ編みを解き、スカートがスリットのように裂けており、黒いタイツを履いている。