概要
魔導物語シリーズにおいて、アルルのドッペルゲンガーがいくつか登場している。
大別すると初期作品から登場している雑魚敵としてのドッペルゲンガー、はちゃめちゃ期末試験に登場するもう一人のアルルあるいはドッペルゲンガーと自ら名乗る存在、そしてぷよぷよ〜んにおけるドッペルアルルである。Pixivではぷよぷよ〜んにおけるドッペルアルルを指すことが多い。
雑魚敵のドッペルゲンガーについては、戦いそして消えていくだけでその正体は語られていないことが多い。魔導物語Ⅰに登場する場合は他の魔物と同様に先生が生み出した試験用の幻覚ということになる。しかし、魔導物語Ⅱに登場したドッペルゲンガーについてはそのような説明はされていない。
はちゃめちゃ期末試験では、ファントムゾーンに登場する、アルルの分身を名乗る存在。雑魚敵ではなく、アルルと会話して挑戦してくる。アルルとうり二つだが肌はやや白く、髪色はやや濃く、目は紫色である。アルルの衣装の青い部分を紫色にしたような鎧と服を身に着けている。
ぷよぷよ〜んではサーカスの奥深くに潜んでいる。声優はぷよぷよ~んのアルルと同じ本井えみ。容姿や服装はぷよぷよ~んでのアルルとほぼ同じだが、対照的な赤紫色のイメージであり表情も違ったものがある。衣装はアルルと比べて、色の他に僅かな部分が違ってることもある(絵によって変わる部分もある)。マントは分裂したりしなかったり。ゲーム中の漫才デモにおける立ち姿はマントが破れたようにも無傷にも見えうる(マントでないものが破れているようにも見える)が、ぷよぷよ〜んの設定資料によるとマントが破れた絵も存在する。
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以下ネタバレ
注意!はちゃめちゃ期末試験、ぷよぷよ〜んの重要なネタバレを含みます。
はちゃめちゃ期末試験のドッペルゲンガーは、アルル自身の暗黒面でありそしてアルル自身でもあると自称し、アルルに勝ったら自分が本物のアルルになると宣言する。しかし、なお実力の弱いアルルが対決にふさわしい存在になれる為にと様々な援助をしてもくれる。最後の独り言によると、彼女の正体はこの世の全てを定める因果律すなわち運命の糸を紡ぎ続ける存在であるという。しかし彼女自身も世界という重い鎖につながれており、アルル自身もその選択次第では彼女と同じ道を歩んでしまうというのだ。この設定は商業二次作品の真・魔導物語に登場するキャラに引き継がれ、真・魔導年表上でリリスという名が与えられている。
ぷよぷよ〜んのドッペルアルルはカーバンクルをさらった犯人でピエロの中の人。コンパイルのぷよぷよ最後のボスキャラクターである(ぷよぷよBOXを含めればモードによってサタンなどのキャラが最後となる)。サタンが手に取った箱の中から急に出現し、サタンを操ったことがOPからうかがえる。サーカスを開こうとしたのは、サタン自身なのかドッペルアルルなのかは明らかではない。アルルと全く違った技や訴え、真・魔導物語のリリスなどから色々な想像が可能だが、未だその正体は不明。