概要
カップリング名は「ふじわら の もこう」と「れいせん うどんげいん いなば」に由来する。
また、妹紅はファンから愛称として「もこたん」とも呼ばれるため、こちらも関連する。
二人とも東方Projectのシリーズである『東方永夜抄』で初登場した。
ただし妹紅は鈴仙の上司(の上司・主人)である蓬莱山輝夜と対立しているため、必然的に妹紅と鈴仙は必ずしも融和的な関係ではない。
しかし一方で妹紅と輝夜は対立とは言いつつもその実は同じ不老不死という境遇者同士で全力でじゃれあっているという側面もあるため、鈴仙に至っても一面的な対立関係ではないようである。
共通点
両者とも迷いの竹林にその住まいがあり、距離は不明ながら同じ地理的環境に住まういわばお隣さんでもある。迷いの竹林の中にある永遠亭が解放された今日では妹紅が人里から診療のため永遠亭に往く人々を案内・護衛することもあるため、鈴仙のいる永遠亭そのものとも交流がある。
『東方求聞史紀』における稗田阿求による「幻想郷縁起」では、妹紅と鈴仙はそれぞれ誤解や奇怪扱いなど本人たちも一言言いたくなるであろう記述となっているが、いずれも阿求からして「まだ知らない部分が多い」という点で共通している。
原作での共演
ZUN本人による全面執筆ではないが、氏の監修による「東方儚月抄 ~ 月のイナバと地上の因幡」では、鈴仙のいじられキャラの延長で妹紅にもいじられるなどの両者の関係が描かれている。
妹紅宅に招かれ(連行され)彼女の手料理を振舞われるなど、対立だけの関係であればおそらく成り得ないであろうシチュエーションも展開されている。ただし手料理はもちろんオチのおまけ付きであるが。
その他にも同作品では鈴仙単独または輝夜の活動に絡んで妹紅と接触する機会が複数あり、決して悪い関係ではない様子が描かれている。
「もこんげ」の二人
いずれも他者との関係は不器用である。
それぞれの理由から人を避ける傾向があるが、一方で本人たちの性格は真面目だったり親切だったりと、付き合えばその分だけ人柄の良さがにじみ出てくる人物たちである。
お互い他者との関係が不器用である者同士に通じ合える想いもきっとあることだろう。
「もこんげ」には、そんな少女たちが描かれるのである。
二人に関するその他のタグ
「藤原妹紅 × 鈴仙・優曇華院・イナバ」のカップリング・コンビタグとしては「もこんげ」以外にも「うどもこ」がある他、イラストの作品名などで「もこれいせん」「もこうどん」等が存在する。
現在(2013年12月)のところ最も使用されているのは「もこんげ」(当記事のタグ)であり、「うどもこ」タグがつけられた作品と概ね合致している。