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天神大牟田線

てんじんおおむたせん

西日本鉄道の主要路線。
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西日本鉄道の主力幹線。西鉄福岡(天神)から久留米・柳川を経て大牟田まで74.8kmを結ぶ。2000年12月までは『大牟田線』と呼んでいたが、西鉄福岡駅を西鉄福岡(天神)駅に改名した際に路線名を変更した。古くからの利用客からは『急行電車』とも呼ばれている。【これは、市内電車(いわゆる路面電車)よりも高速で走るため当時の九州鉄道が開業時に『急行電車』と宣伝していたからである】

歴史

当初は太宰府天満宮への参拝客輸送をもくろみ計画されたが、後に久留米までの都市間輸送に計画変更、九州鉄道【現在のJR九州の祖となった九州鉄道とは別会社】によって福岡~久留米間を開業させたのが始まりである。

  • 1914年4月6日  伊丹弥太郎と松永安左ヱ門らが発起人となり福岡~二日市間の軌道特許取得
  • 1915年10月1日 筑紫電気軌道設立(当初の目的は太宰府天満宮への参拝客輸送だった)
  • 1919年11月21日 筑紫電気軌道が二日市~久留米間の軌道特許取得
  • 1922年6月15日 筑紫電気軌道が九州鉄道に改称 
  • 1924年4月12日 九州鉄道により福岡~久留米間開業(架線電圧・直流1500V・軌間1435㎜。所要時間55分。)
  • 1930年11月20日 急行運行開始(後の準急に相当)。福岡~久留米間45分
  • 1932年12月28日 九州鉄道により久留米~津福間開業
  • 1937年10月1日 旧大川鉄道【→西鉄大川線】の路線のうち、津福~大善寺間を改軌の上、本線に編入電化。大善寺~柳河【→西鉄柳川】間開業。軽量電車20形(→200形)運行開始
  • 1938年9月1日 柳河~中島【→西鉄中島】間開業
  • 1938年11月1日 中島~栄町【現・新栄町】間開業。春日原・二日市・久留米・柳河に待避線新設。準急運行開始(停車駅:福岡~春日原間各駅・二日市・久留米以南各駅) 
  • 1938年12月1日 福岡~津福間を軌道から地方鉄道法準拠に変更
  • 1939年7月1日 栄町~大牟田間開業により全通
  • 1939年11月1日 福岡~大牟田間に急行列車運転開始。301形運行開始(3往復運行。福岡~久留米間38分、福岡~大牟田間78分。停車駅は二日市・久留米・大善寺・柳河・栄町)
  • 1941年 急行スピードアップ(福岡~久留米間36分、福岡~大牟田間75分)
  • 1942年9月19日 九州電気軌道【→西鉄北九州線】が九州鉄道を合併
  • 1942年9月22日 九州電気軌道が西日本鉄道に改称。旧九州鉄道線の福岡~大牟田間は同社の大牟田線になる
  • 1943年4月1日 急行増発(8往復に)。準急削減および停車駅変更(停車駅:薬院・平尾・春日原・二日市・久留米以南各駅)
  • 1943年10月12日 日本の高速電車初の連接車・500形運行開始
  • 1944年8月10日 柳河車庫竣工
  • 1944年9月29日 急行削減(下り6本・上り7本)所要時間88分に拡大。
  • (戦時中)時期不明ではあるが急行運行中止
  • 1945年6月 大牟田空襲により栄町~大牟田間運行不能になる。
  • 1945年8月8日 筑紫駅列車空襲事件発生(2列車に機銃掃射)。宮の陣駅でも列車が空襲を受ける。 
  • 1945年11月 準急運転再開(停車駅:薬院・平尾・大橋・雑餉隈・春日原・二日市・筑紫・小郡・宮の陣・久留米以南各駅)
  • 1946年3月1日 栄町~大牟田間運行再開
  • 1946年7月17日 準急増発(データイム25分ヘッド)
  • 1946年10月1日 急行運転再開(3往復。福岡~久留米間45分、福岡~大牟田間90分)
  • 1946年12月1日 急行スピードダウン(福岡~久留米間48分、福岡~大牟田間100分。混雑時二日市通過) 
  • 1947年5月10日 準急福岡~春日原間各駅停車に変更
  • 1947年11月1日 急行スピードアップ(福岡~久留米間45分、福岡大牟田間95分)
  • 1948年8月10日 500形連接車に中間車体増結
  • 1948年11月23日 甘木線1500V昇圧および高速化。200形により甘木~久留米間直通運転開始
  • 1948年12月23日 準急30分ヘッドに。(福岡~久留米間50分。停車駅:薬院・平尾・春日原・二日市・筑紫・小郡・宮の陣・久留米以南各駅)
  • 1951年11月1日 久留米~試験場前間複線化。急行用車両600形(初代)運行開始【私鉄車両初の中間電動車つき編成列車でもあった】。準急の停車駅変更(停車駅:白木原以北各駅・二日市・朝倉街道・筑紫・小郡・宮の陣・久留米以南各駅)
  • 1952年6月1日 鉄道技術研究所の後押しで製造された313形運行開始
  • 1956年12月1日 ローカル急行新設(停車駅:二日市・小郡・宮の陣・久留米以南各駅) 
  • 1957年5月1日 西鉄初の高性能車1000形運行開始(当初は急行用)
  • 1958年4月1日 準急廃止
  • 1959年5月1日 急行を特急に格上げ。久留米以南各停のローカル急行を急行に格上げ。特急・急行・普通の3種別化
  • 1961年11月1日 西鉄福岡駅高架化
  • 1962年9月24日 600形(2代)運行開始。以後1972年まで増備される
  • 1968年4月10日 大橋~春日原間でATS使用開始
  • 1969年3月1日 櫛原~西鉄久留米間高架化。朝倉街道駅が急行停車駅になる
  • 1970年5月2日 春日原駅が九州初の橋上駅舎に改築
  • 1972年12月26日 福岡~大牟田間全区間においてATS使用開始
  • 1973年5月10日 2000形特急電車運行開始
  • 1974年6月10日 CTC運用開始
  • 1975年10月11日 5000形電車運行開始。以後、旧型車両置き換えや冷房化推進のため1991年まで増備される
  • 1978年3月3日 西鉄平尾~大橋間高架化。大橋駅が急行停車駅になる(ただし朝ラッシュ時の一部上り列車は通過)
  • 1981年5月12日 筑後川橋梁架け替え竣工
  • 1982年3月25日 筑紫車庫完成
  • 1983年3月26日 春日原駅が急行停車駅になる(ただし朝ラッシュ時の一部上り列車は通過)
  • 1987年1月1日 筑紫工場完成により、開業時から設置されていた二日市車庫・工場廃止
  • 1987年3月27日 新種別「直行」設定。西鉄福岡~春日原・西鉄二日市間に朝ラッシュ時下り方向のみ運行開始(途中停車駅なし【後に薬院駅のみ停車に変更。春日原行きは廃止され西鉄二日市行きのみの設定となる】)
  • 1987年10月1日 主要駅に自動改札機設置
  • 1989年3月10日 8000形特急電車登場。以後2000形は3ドア化改造により急行運用メインで活躍する。600形投入により甘木線高性能化(これにより200形引退。大牟田線系統より吊り掛け電車が消滅)
  • 1989年9月1日 下大利駅が急行停車駅になる(ただし朝ラッシュ時の上り列車は通過)
  • 1992年3月26日 三国が丘駅開業
  • 1993年5月17日 西鉄初の4ドア車6000形運行開始
  • 1995年3月25日 西鉄福岡~西鉄平尾間高架化。薬院駅が全種別停車駅になる。西鉄初のVVVF車6050形運行開始
  • 1997年1月1日 VI(ヴィジュアル・アイデンティティ)導入。1942年の5社合併時より使用していた社紋【通称・車輪マーク】を「Nishitetsu」ロゴに変更
  • 1997年1月15日 三潴~大溝間複線化(これにより、西鉄久留米~西鉄柳川間の大部分が複線化された)
  • 1997年9月27日 西鉄福岡駅の改良完成。筑紫駅が急行停車駅になる
  • 2001年1月1日 大牟田線を『天神大牟田線』に改称。同時に西鉄福岡駅を『西鉄福岡(天神)』駅に改称
  • 2001年1月20日 新種別「快速急行」設定。朝ラッシュ時に大牟田始発と西鉄柳川始発各1本ずつ運行開始【停車駅・新栄町、西鉄柳川、大善寺、花畑(後に追加)、西鉄久留米、宮の陣、小郡、筑紫、朝倉街道、西鉄二日市、大橋、薬院、西鉄福岡(天神)】。朝ラッシュ時上り急行の大橋・春日原・下大利通過を廃止。
  • 2001年2月17日 ワンマン兼用車7000形運行開始
  • 2001年3月25日 元特急車1000形引退。引退運転に際し、往年の特急色(コバルトブルーに黄帯)と旧社紋が復元される
  • 2001年11月10日 西鉄久留米~大牟田間の一部列車をワンマン化。あわせて普通列車の甘木~大牟田間直通運転開始。大善寺駅が全種別停車駅になる
  • 2003年12月   ワンマン兼用車7050形運行開始
  • 2004年10月17日 西鉄久留米~津福間高架化。花畑駅が全種別停車駅になる
  • 2006年3月25日 西鉄初のステンレス車3000形運行開始
  • 2008年2月16日 特急電車の最高速度を100km/hから110㎞/hに引き上げ
  • 2008年5月18日 ICカード「nimoca」導入
  • 2010年3月27日 紫駅開業。「快速急行」と「直行」廃止
  • 2010年10月17日 2000形電車引退。引退に際し正面の旧社紋が復活した(ただし側面はVIロゴのままだった)
  • 2012年3月24日 三国が丘駅が急行全列車停車駅に昇格。(それまでは小郡急行【筑紫から各停】のみの停車だった)

車両


現行車両

8000形
 特急車(転換クロス)。西鉄初のワンハンドルマスコン車(以降の新形式車両もワンハンドルマスコンで登場する)。・2ドアで6両固定編成。運転席直後の側面窓が巨大なのが特徴(高さ1050×幅2660mm。3座席分)。長年の走行キロ増加による老朽化が進んだため2015年から廃車が始まった。
6編成のうち、現在は4編成が在籍。2編成は観光列車「旅人」「水都」として今後も活躍。

5000形
 西鉄で最多両数を誇り(136両を製造)、・3ドア車で4両固定編成と3両固定編成がいる。現在の西鉄通勤車両の標準色(アイスグリーンにボンレッド帯)を最初に採用した車両。左右非対称な前面(運転席側のみ曲面ガラス)が特徴で、この前面デザインは6050形まで引き継がれる。1975年に落成した1次車は落成時から営業運転開始直前までアイスグリーンに黄帯(山吹色?)であったが、視認性の問題から営業運転開始前に帯色をボンレッドに変更した。

2014年、3両編成1本が事業用車に改造され911編成と名乗るようになった。車体が黄色く、中間車に架線検査設備を備えているのが特徴である。以前からあった600形改造の900形の後継として活躍する。

2017年、9000形導入により、最古参の5101編成が廃車になった。


6000形
 西鉄初の4ドア車で天神大牟田線最後の抵抗制御車。4両固定編成6本と3両固定編成3本(登場時は2両固定編成だった)が在籍。

6050形
 西鉄初のVVVF車・4ドア。4両固定編成5本と3両固定編成2本が在籍。6000形との併結が可能。後に搭載電動機数をケチり(4両編成は1基×5編成分、3両編成は2基×1編成分で合計7基を捻出した)、浮いた電動機を利用して3両編成1本を製造した。なお、このときに生まれた編成(6157F)は次に製造される7000形のプロトタイプ(ボルスタレス台車装備・固定窓・主電動機の1両当たり3基化など)となった。この車両まで主要電機機器は三菱電機製であった。
2016年に6157編成と6156編成が制御機器更新を行い、VVVFインバータがGTOサイリスタインバータからSiC(炭化ケイ素)インバータに変更となった。同時にMT比の変更を行い、2M1Tから1M2Tになった(Mc車をTc車化)。そしてM車の搭載電動機数を3個から4個に増強した。
なお、6157F以降は製造元の川崎重工から筑紫車庫への輸送方法が変更となった。従来は兵庫駅から大牟田駅まで甲種輸送後、大牟田で台車履き替えの上で本線を筑紫駅まで回送。6157F以降の新車はフェリーとトレーラーでの陸送となった(川崎重工兵庫工場から六甲アイランドまたは泉大津港まで陸送、六甲アイランドまたは泉大津港から新門司港までフェリー輸送、新門司港から筑紫車庫まで陸送)。

7000形
 ワンマン対応のVVVF車・4ドアの2両固定編成。11編成在籍。西鉄初のボルスタレス台車装備量産車両(台車形状はJR東日本のE231系シリーズに酷似)。主に甘木~大牟田間で運用されるが、宮の陣(久留米)以北でも運用されることがある。6050形在来車と7000形のプロトタイプである6050形6157Fの影響で、この車両以降量産車両における電動車の1車両4基→3基モーター化が行われた。6000形および6050形とは連結可能だが、宮の陣(久留米)以北で運用する場合、同車種2~3編成連結(いわゆる「ブツ4・ブツ6」)して運用される場合が多い。
なお、この車両から主要電機機器は東芝製となった。

7050形
 ワンマン対応のVVVF車・3ドアの2両固定編成。9編成在籍。7000形同様に甘木~大牟田間で運用されるが、宮の陣(久留米)以北でも運用されることがある。6000形および6050形と連結可能だが当車両は3ドアで、4ドアの6000形・6050形と連結すると乗車位置の案内の混乱をきたす恐れがあるため実現は無いと思われる。宮の陣(久留米)以北で運用される場合は同車種2~3編成連結(いわゆる「ブツ4・ブツ6」)して運用してる事が多い。

3000形
 西鉄初のステンレス車。急行用車両として製造されたため、座席配置は扉間が転換クロスシート、車端部がロングシートとなっている。3ドアのVVVF車で、2両固定編成・3両固定編成・5両固定編成で構成。2000形以来久々に鉄道友の会のローレル賞を受賞。地味に液晶(LCD)車内案内表示装置を設置している。日本のステンレス製鉄道車両で初めてレーザー連続溶接を用いて製造された。
日中は急行運用が中心であるが、今後は廃車になる8000形に代わって特急運用も担うこととなり、2015年度から8000形を取り替えるための再増備と、3000系による定期的な特急運用が開始されている。

9000形
 3000形に続くステンレス車。2017年春(2016年度)運行開始。天神大牟田線最古参となった5000形の置き換え用で、ロングシート・3ドアのVVVF車。この車両からSiC(炭化ケイ素)インバータが本格的に採用される。また、西鉄初のフルカラーLED行先表示装置も採用される。車体カラーリングは、3000形までのブルー系統から600形(2代)以前のマルーン系統に戻る。
車種構成は、天神大牟田線時代の600形(2代)と同じく、2両固定編成・3両固定編成で構成される。昼間時間帯は急行・普通運用に使われる。

過去の車両

1形
 九州鉄道開業時からの車両。木造車。後に20形(2代)の種車になる。

50形
1形と組ませるために製造された制御車で1927年製。しかし半鋼製車が造り始められた時代では珍しく木造車であった。しかも1形と似ても似つかぬスタイルであった。後に1形の電装解除車も50形を名乗った。

10形
 初の半鋼製車。1962年と1967年に宮地岳線へ移籍。

100形
 15m車。一部は宮地岳線に移籍。何故か1両だけブレーキ装置を改造して600形(2代)と2両編成を組んでいた。1984年廃車。なお、一部は貨物電車に改造された。

200形
 登場時は20形(初代)。戦前では珍しい超軽量車(13m車)。ガソリンカーのような外観が特徴。後にガソリンカー改造の制御車および付随車と編成を組み、最終的には甘木線の主となった。1989年に引退したが、その後はイベント用として1編成が動態保存車として残ったものの1993年に廃車となった。211号車の前頭部は個人宅に保存されており、カットモデルとはいえこれが天神大牟田線系統唯一の保存車両である。

300形
 戦前に作られた急行用2ドア車(301形。固定クロス)と戦後運輸省規格型の3ドア車(303形・308形)の2種類があった。前者は救援車に改造後2002年廃車。後者は1978年および1986年に宮地岳線に移籍。

500形
 日本の高速電車で初の連接車で急行用(転換クロス。3車体化後はロングシートに改造)。大牟田線の熊本延伸をにらんで製造した【熊本延伸は実現しなかったが】。小田急3000形(SE車)の参考となった。登場当初は2車体連接、後に3車体連接に改造。九州鉄道時代に発注していたが、落成は西鉄になってからであった。1974年廃車。

313形
 日本の鉄道車両で初のモノコックボディ車。製造時に鉄道技術研究所の技術指導を仰いだ。大牟田線系統で最後の茶一色で登場した車両。1977年に宮地岳線に移籍後、2015年廃車。

600形(初代)
 戦後初の急行用車両(固定クロス。ただし一時期ロングシートだった)。3両固定編成で日本の私鉄車両初の中間電動車が存在した。先頭部は国鉄モハ52形に似ているがツリ目気味なのが特徴。後に先頭車は1300形に中間車は300形に組み込まれた。

1000形
 西鉄初の高性能車であり初代特急車(固定クロス)。湘南顔が特徴の全電動車方式の4両固定編成。鹿児島本線の電化を睨んで福岡~大牟田間60分、120km/h運転できる性能を持っていた(平坦線釣合い速度120km/h以上。また、試運転時に123㎞/hを記録した)。
偶然ではあるが、製造元の日本車輌では1000形(1000番台・1100番台)が出た前後に名鉄5000系(1955年)・長野電鉄2000系(1957年)とスタイルの似た湘南顔な車両が誕生した。
製造年次により、1000番台・1100番台・1200番台と3種類存在して、それぞれ2編成ずついた。特に近畿車輛製の1201Fは、1000形で唯一の一段下降窓編成だったが、雨水侵入による車体腐食対策のため、3ドア化改造後に2段アルミユニットサッシに改造された。そして同じく近畿車輛製であった1205Fは従来どおりの2段窓で落成した。また初期に作られた1001Fと1005Fは西鉄で唯一のアルストムリンク式台車を装備していて金属バネ台車であった。(1101F以降は空気バネ台車)
後にロングシート化・3ドア化・塗装変更(5000形と同色)・冷房改造を受け2001年まで活躍した。
余談だが、昭和40年代の特急増強計画では1000形・1300形に中間車を1両増結し5両編成化した上にその中間車に冷房電源を搭載して冷房化も行う計画であったが、2000形の登場により幻の計画となった。また1000形自体も全電動車方式で床下に余裕がなかったが、後に小型SIV(静止形インバータ)の開発により冷房化が可能となった。

20形(2代)
 車体が老朽化した1形の更新車。1000形に似た外観が特徴。一部はカルダン駆動編成であった。1981年に宮地岳線に移籍。

1300形
 特急増発のため登場(固定クロス)。先頭車は初代600形の改造、中間車は新造(1000形に準拠)というちぐはぐな編成であった。また1000形とは違い中間車のみ電動車のため1000形に比べ若干出力や加速性能が劣る(中間車の110kWの主電動機をもってしても1000形の70%の出力だった)。先頭車と中間車の車体構造が異なるため、最後まで3ドア化と冷房化は行われなかった。大牟田線系統最後の日本車輌・近畿車輛製造車両であった。1986年廃車。

600形(2代)
 西鉄初の19m車両。輸送力向上に大いに貢献した。1M方式で1両単位で増結でき、モーター出力も一個当たり135kwと強力になった。1972年製の最終増備車は700形とともに西鉄初の新製冷房車となった。それ以前に製造された車両も後に冷房化が行われた。
一部車両の運転台撤去による3両・4両編成化などを経て最後は甘木線のワンマン車(2両編成)として活躍。2004年に天神大牟田線系統から撤退。現在は一部が宮地岳線(→貝塚線)に移籍。天神大牟田線には救援車兼架線検測車に改造された1編成2両(モエ900形)のみ残っていたが、貝塚線に最後まで残っていた313形1編成を置き換えるため、営業用に戻されて貝塚線へ転属した。

デビュー当時、1両だけ100形改造車(ク653)と組んでた車両(モ603)がいたが、ク653は1975年に廃車になりそのちぐはぐな編成は解消された。
塗装やヘッドライトと前面方向幕の位置がやたらと変わる経歴を持つ(700形も同様)。
【方向幕は貫通扉からおでこに、ヘッドライトはおでこから腰部に移設した。なお、1971年製増備車以降と700形はおでこシールドビーム2灯で登場した(それまではおでこ白熱電灯1灯)】
この車両以後、大牟田線系統の車両は最新鋭の3000形に至るまで川崎車両(→川崎重工)一社独占で製造される事になった

700形
 600形の4両固定編成バージョンで1編成のみの存在。600形最終増備車とともに西鉄初の新製冷房車となった。600形とは違いMM’ユニット方式で制御機器面では2000形・5000形の基礎となった。この車両も600形同様、塗装とヘッドライトおよび方向幕の位置がコロコロ変わった。
2006年廃車。

2000形
 2代目特急車(転換クロス)で6両固定編成。オキサイドイエローにボンレッドの帯という塗装と高速電車では珍しい路面電車のような中央運転台が特徴。初の冷房特急車で九州の鉄道車両で初めて鉄道友の会ローレル賞を受賞した。8000形登場により3ドア化されたものの、転換クロスシートは存置され急行運用に就いた。3000形に置き換えられ2010年引退。
なお、一部編成は川崎重工の下請けとして阪神電鉄系の武庫川車輌工業で製造されていたともいわれている(構体製造は阪神武庫川線沿線にあった本社工場で、艤装は阪神尼崎工場で実施)。
余談ではあるが、奇しくも引退と同じ日(2010年10月17日)にJR東日本中央快速線から201系が引退した。

駅一覧

列車種別は特急急行普通の3種類だが、急行は停車駅により複数パターンに分かれる。初見殺し。急行のうち、各駅に停まる区間がある列車については、列車種別を「普通」に変更して運転する場合がある。

フリー素材「西鉄天神大牟田線 特急・急行停車駅一覧」



☆ 特急
★ 急行1 - 西鉄柳川・大牟田発着。ともに少数(西鉄柳川⇔大牟田間の短区間急行もごく少数あり)
◎ 急行2 - 花畑・津福・試験場前発着。
▲ 急行3 - 筑紫以南各駅停車。主に西鉄小郡行き(上り列車で平日ダイヤのみ西鉄柳川始発と試験場前始発で筑紫まで各駅停車の列車がごく少数あり)
△ 急行4 - 西鉄二日市・太宰府・筑紫発着。
● 普通

駅番号・駅名特急急行1急行2急行3急行4普通乗り換え等
T01 西鉄福岡(天神)福岡市営地下鉄空港線(天神駅)・七隈線(天神南駅)
T02 薬院福岡市営地下鉄七隈線
T03 西鉄平尾
T04 高宮
T05 大橋
T06 井尻JR鹿児島本線に近接(笹原駅)
T07 雑餉隈
T08 (新駅開業予定)
T09 春日原
T10 白木原
T11 下大利
T12 都府楼前
T13 西鉄二日市西鉄太宰府線
T14 JR二日市駅に近接
T15 朝倉街道甘木・杷木方面路線バス。JR天拝山駅に近接
T16 桜台
T17 筑紫
T18 津古
T19 三国が丘※2012年3月24日から急行停車駅に昇格
T20 三沢
T21 大保
T22 西鉄小郡甘木鉄道
T23 端間
T24 味坂無人駅
T25 宮の陣西鉄甘木線
T26 櫛原
T27 西鉄久留米
T28 花畑
T29 試験場前
T30 津福
T31 安武
T32 大善寺
T33 三潴
T34 犬塚
T35 大溝
T36 八丁牟田
T37 蒲池
T38 矢加部無人駅
T39 西鉄柳川
T40 徳益無人駅
T41 塩塚
(中島信号場)
T42 西鉄中島
T43 江の浦
T44
T45 西鉄渡瀬
T46 倉永
T47 東甘木
T48 西鉄銀水
T49 新栄町
T50 大牟田JR鹿児島本線

※複線区間:西鉄福岡(天神)~試験場前、大善寺~蒲池、開~大牟田
 単線区間:試験場前~大善寺、蒲池~開
 高架区間:西鉄福岡(天神)~大橋、西鉄久留米~試験場前
 高架予定区間:雑餉隈~下大利【現在高架化事業中】

関連タグ

西日本鉄道 - 西鉄
鹿児島本線 - JR九州
福岡市営地下鉄
九州の鉄道
筑豊電気鉄道

関連リンク

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