リストラ組とは、
①ゲームなどのシリーズ作品に於いて、既存のプレイヤーキャラやメインキャラの一部が新作(続編・リメイク版等)ではプレイヤーキャラとして使えなくなった・全く登場しなくなったキャラクター達の事。総入れ替えした場合はこういう呼び方はしない。
②アニメなどの作品に於いて、シナリオの途中にメインキャラに昇格するだろうと思わせる伏線が色々あったのに、実はそれらはすべてダミーでその事が判明した途端一気に出番が無くなった、メインメンバーから外されたキャラクター達の事。厳密にはリストラというより二軍・三軍落ちと言ったところである。
①の主なリストラ事例
- 『THE KING OF FIGHTERS』シリーズでしばしば起きたリストラ
- 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』→『大乱闘スマッシュブラザーズX』で起きたリストラ
- 上と同様に『大乱闘スマッシュブラザーズX』→『大乱闘スマッシュブラザーズ fot 3DS/WiiU』で起きたリストラ
- 『クイズマジックアカデミーⅥ』→『クイズマジックアカデミーⅦ』で起きたリストラ
- 『無双シリーズ』で起きたリストラ
主にこの4つが挙げられている。
『THE KING OF FIGHTERS』シリーズのキャラクターの場合
チームバトルシステムを採用しているためキャラクターの数が多く、ストーリー展開やバランス調整の兼ね合いでお馴染みのキャラがリストラされるケースがしばしばあった。
主なリストラは以下の通り。
・『KOF98』→『KOF99』でのリストラ(新シリーズ「ネスツ編」を始めるにあたり、オロチに関係するキャラクターの大半がリストラされた(ストーリー上死亡扱いになっているキャラも存在した))
・『KOF2002』→『KOF2003』でのリストラ(こちらも新シリーズ「アッシュ編」を開始するためのキャラ整理のためのリストラ。但しアンディや椎拳崇、チョイ・ボンゲといったシリーズの顔なじみまでリストラされている)
・『KOF11』→『KOF12』でのリストラ(キャラのドット絵を全面的に描き直すための作業量が膨大なものとなったため、キャラクター数が激減してしまった。特にユリやキングといった女性キャラが未登場になった(間に合わなかった?)ことは批判の材料となった。彼女達は『KOF11』でリストラされた不知火舞と共に『KOF13』で復活している)
また大門五郎のように、調整を加えても強キャラになってしまうためにやむなくリストラしたというケースもある。
そして『KOF2001』『KOF2002』に登場したK9999については、謎の理由で再登場の難しいキャラになってしまい(『AKIRA』の島鉄雄に似せ過ぎたためと想像されていたが、実際に開発に関わっていた人間からそうではない事が語られている。ソースはこちら、そしてこちら)、『KOF2002UM』ではK9999の代わりにほぼ同じ使用感で使える新キャラクターネームレスが登場している。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのキャラクターの場合
リストラ組(スマブラ)を参照されたし。
『クイズマジックアカデミーⅥ』以前の生徒達の場合
QMAでは、これまではキャラクターの削除はなされておらず、
さらに「キャラ性能」というものが無いため
純粋にプレイヤーお気に入りのキャラでゲームをプレイすることができた。
ところがQMA7になり、突然のキャラクター削除に物議を醸すことになる。
全面リニューアルでもなく、キャラ人気とするにしても不自然(公式に行われた人気投票の1位・3位が対象となった)なため、大人の事情説もちらほら挙がっているが、
ともかくゲーム(シナリオ)上の理由付けすら全く無い突然のことだったため
プレイヤー間の動揺は大きかった。
その後、この事についてファンからコナミへ大量の抗議が殺到した為なのかどうかは定かではないが、QMA7稼働半年後に行われたQMA8ロケテでは削除された6キャラを使え、残り3キャラについても『製作中』という事が判明(また現行のキャラも残留という情報もあり)、そして2011年3月29日、アーケード版の全生徒キャラが登場するQMA8が稼働し一件落着となった。
理由は当時は発表されなかったが、2011年の「QMAクロニクル」のインタビューで
人的リソースの限界やちびキャラのモデリングを一新する等作業量が膨大なものとなるために
従来キャラと新キャラが混在する折衷案となったことが明らかにされた。
男子生徒
QMA1から登場していた。眼鏡を装着しており、属に言う草食系男子。
QMA1から登場していた。ショタ担当。
熱狂的な彼のファンも多く、また同じく削除されたアロエの対のキャラと言う点もあるが…?
QMA1の途中から登場していた。軍人風の人物。
QMA6までは彼を使うプレイヤーは多かった。
QMA2から登場。いわば関西人。
QMA6で追加された髪型によって、ある程度人気になっていた。
女子生徒
QMA1から登場していた。レオン同様主人公ポジションで、恵まれた胸の持ち主。
正解等の動作で喜んだ際に乳が揺れる為、彼女にメロメロになったプレイヤーは多い。
QMA1から登場していた。彼女も眼鏡を装着している。性格はいたって普通。
彼女の誕生日に合わせとあるQMA設置店舗ではクララ限定大会を二年連続で行っていたがリストラによりQMA7では開催中止となった。
QMA1から登場していた。ロリ担当。
学生服をワンピースのように着ており、さすがに見えはしないが、「はいてない」とも呼ばれている。
キャラクター人気自体は高いほうで、QMA以外でもポップンミュージックで
プレイヤーキャラとして選択できるなど、同社の他ゲームにも登場するほどだったが…
QMA1の途中から登場していた。不気味、不思議が似合う女性。
だがしかし、彼女のファンはとても多い。
QMA3から登場していた。中華風で口癖は「…アル。」
ちなみに、生徒の中で胸の大きさはルキアの次に大きい模様。
『無双』シリーズのキャラクターの場合
戦国、三國問わず多くのキャラクターがリストラされたが、
現在は全員復活している
ただしOROCHIシリーズのコラボキャラが一度、全てリストラされている
三國無双
真・三國無双2から登場していた。5で一度リストラ。小喬とキャラがかぶるからだろうか。
マルチレイド2で復活。復活時に使用していた武器のバトンは一時使用できなかったが、7では標準武器となった。
真・三國無双から登場していた。5で北伐の描写がなかったからだろうか。
マルチレイド2で復活。復活時に使用していた武器の両刃槍は一時使用できなかったが、7では標準武器となった。
真・三國無双2から登場していた。5で蜀の南征の描写がなかったからだろうか。
5Empiresで復活。復活時に使用していた武器の石柱は一時使用できなかったが、7Empiresでは標準武器となった。
真・三國無双2から登場していた。5で南征の描写がなかったからだろうか。
真・三國無双6で復活。復活当時は標準武器が鏢だったが、後に戻った。
真・三國無双4から登場していた。リストラ理由がよくわからない一人。
真・三國無双6猛将伝で復活。復活当時標準武器は双戟(双鉞)だったが、山田と被るためかNEXTで狼牙棒に変更された。
真・三國無双4から登場していた。理由はオリキャラっぽいからだろうか。
真・三國無双6で復活。復活当時標準武器はリストラ前とほぼ同じだが、槍が剣に変更されている。
真・三國無双4から登場していた。
真・三國無双7で復活。復活時の標準武器も札のままである。
真・三國無双2および2猛将伝のみ登場。
3からは三國シリーズからは離脱し、無双OROCHIシリーズでほぼ設定を総替えして復活。
戦国無双
戦国無双から登場していた。2では双六モードのみの参戦。
1と3と4(と各派生作品)に登場しているが、どれも性格が異なる。
戦国無双から登場していた。2では双六モードのみの参戦。
無双OROCHIシリーズではよくリストラに関するメタ台詞をよく吐いていた。4で復活。
ただし衣装は変更されていない
戦国無双2から登場していた。
4で復活したが、衣装は変更されていない。
戦国無双2から登場していた。
4で復活したが、衣装は変更されていない。
初代のみ特殊グラフィックでNPCとして登場。以降の作品には未登場。
PC化は一度もされず、歴代の武将が登場する「4」にも未登場。
無双OROCHI
コラボキャラクターの大半
2で実装されたコラボキャラクターは、一度3で全員削除されたが3Ultimateでジャンヌ・ダルクを始めとする何人かの復活が公表されている。
新たなリストラ組の悲劇が…
「9・18事件」と言われる発表(プレイヤーによるプロデュースが不可能)は、全国のP達を文字通り虐殺するに等しい核地雷だった。
彼女たちは後に『アイドルマスターワンフォーオール』にて復帰している。
2015.4.7のL5の発表会において『妖怪ウォッチ3』から(というより妖怪ウォッチバスターズから)女主人公を外されたあげく、キャラクター紹介からも姿を消したという。ちなみに9・18事件と違い批判の声があったのは過激派フミちゃんファンだけでむしろフミちゃんは主人公に向いておらずリストラして正解だったという声もある。
彼女については後に『妖怪ウォッチ4』にて復帰している。
また②の内容に近いがマオくんもメインキャラ(ゲームのみ)から何もないキャラに降格した可能性がある。
リストラ組の元祖
ファミコンソフト『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』がスーパーファミコンで『ファイアーエムブレム 紋章の謎』の第一部としてリメイクされた時、ユニットの仕様変更・ROMの容量不足等が原因でリフをはじめ5名が削除された。
当時はまだ社会的に「リストラ」という言葉が定着していなかった為こう呼ばれる事が無かったが、今で言うとリストラ組の元祖と呼んでも過言では無いだろう。
尚、この5名は更なるリメイク作『新・暗黒竜と光の剣』では復活しており、その続編である『新・紋章の謎』にも登場した。
「コミックボンボン」の読切作品「ロックマンを作った男たち ロックマン誕生伝説」(著者:有賀ヒトシ先生)より。中央の人物は本作の主人公、グラフィッカーの“泉 健二”。ロックマンと戦っているのは幻のボス“ボンドマン”。
ボンドマン自体は未だシリーズへの登場はないが、「ロックマンロックマン」では後続作品と同じように8体ボス勢となり、タイムマンとオイルマンが追加されている。
上記のファイアーエムブレム同様ROMなどの容量不足が原因。
ダイナマイト⇒溝口危機一髪!では、何と主人公だったレイ・マクドガルが表向きは容量の都合上でリストラされてしまった。続編のリリースされた機種がこちらだったのも原因だが……。
彼に関しては該当大百科も参照にしてほしい。
②の主なリストラ事例
『フレッシュプリキュア』のミユキさんや、『スイートプリキュア』の西島和音と東山聖歌にこのタグが付けられることが多い。彼女達は新プリキュア候補を匂わせる要素を持ちながら結局プリキュアにはならず、正規の新プリキュアが登場した後は出番が激減した。ちなみにこの2作はどちらも元敵の美少女幹部が新プリキュアになるという共通点がある。
ちなみにプリキュアシリーズではファンの間でプリキュアになるのではないかと期待されていたキャラがプリキュアになることがなかった例がいくつかある。
スマブラシリーズの方もファンの間でファイターとして参戦するのではないかと期待されていたキャラがファイターになることがなかった(もしくは何らかの形での出演すら叶わなかった)例がいくつかある。
…が、①の例と違ってこの場合はリストラ組扱いはされない。(後に正式にファイターとしての参戦が叶った事例もあるが)
関連イラスト
※QMA7ロケテ開始時点で既存キャラはセリオス・ユウ・シャロン・リエルしか登場しなかったため、製品版発表まではレオン・ユリもリストラの可能性があった。
関連タグ
作品全体として
ザ・キング・オブ・ファイターズ スマブラ クイズマジックアカデミー
旧ぷよ/魔導物語(キャラのみならず舞台となった世界までもがリストラされている)
キャラ一個人として
竜宮小町 秋月律子 三浦あずさ 水瀬伊織 双海亜美 9・18事件(アイドルマスター2) ※後にアイドルマスターワンフォーオールで復帰