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サトシのリザードンの編集履歴

2023-01-16 21:52:37 バージョン

サトシのリザードン

さとしのりざーどん

アニメ・ポケットモンスターに登場するサトシのポケモンの一匹。

概要

CV:三木眞一郎

無印』から登場しているサトシのポケモンで、彼の手持ちの中でも最強格の一体。


ヒトカゲとの出会い

その出会いはヒトカゲ時代からで、外道トレーナーのダイスケに「迎えに来るから待っていろ」と嘘をつかれて捨てられ、その嘘を信じて尻尾の炎が消えかける程弱っても岩の上で待ち続けていた。

その事実を知り献身的にヒトカゲを守ろうとするサトシの姿に心を打たれ、襲ってきたロケット団を強力なかえんほうしゃで撃退する。


その活躍を知りダイスケもヒトカゲを手持ちにしようと戻ってきたが、捨てる気だった事まで明かした上での傲慢な物言いに忠誠が失せ、ピカチュウと共に黒焦げにして撃退。そのまま自らの意思でサトシのポケモンとなった。

No.004〜006


元は敬語で話す非常に素直かつ健気な性格で、雪山で遭難した時はサトシ達を温めるため、サトシがボールに戻そうとするのを断り尻尾の炎が弱まるのも厭わずに一行を温めた。


反抗期到来

しかし45話でリザードに進化して以降は性格が一変。敬語などまるで似合わない凶暴な性格に変貌し、プライドの高い暴れん坊な問題児になってしまう。加えて、サトシのトレーナーとしての経験値不足によるレベルの低さが災いして言うことを聞かなくなり、好き勝手に暴れるようになる。


その後すぐに、グランパキャニオンにいたプテラに馬鹿にされた怒りから、一気にリザードンへと進化。体が大きくなったことでさらに態度もデカくなり、強い相手や同じほのおタイプといった自身の闘争心を満たすような相手(カツラブーバーミュウツーおよび彼により生み出されたコピーリザードンなど)とは真面目に争うが、弱いと判断した相手は戦うことすらしない傲慢なポケモンになってしまった。(もっとも、図鑑では自分より弱い者には攻撃しないと説明されており、ある意味自身の生態に従っているだけとも言える)


当初サトシは、要所要所で強い相手と引き合わせる事でやる気を煽り、その実力を危ういバランスでなんとか発揮させていたが、セキエイリーグ戦ではヒロシのレオン相手にサボタージュを起こし、審判に戦意喪失と看做され敗退となってしまった。


この試合翌日、バトル直前にロケット団に襲われた事実を知らないオーキド博士カスミから、「トレーナーとしての力量が弱いから負けた」と叱責するシーンがあるが、視聴者(第三者)から見ればサトシの手持ちポケモンのほとんどが、ロケット団に襲われ戦闘不能状態まで追い詰められた事を考えると、リザードンを出すのはやむを得なかったのだろう(フシギダネは問題は無く出そうとも考えていたが、相手が相性の悪いヒトカゲだったため登場しなかった)。ただ、サトシの方もリーグ前の自主トレを怠り遊ぶことが多かったため、(リザードンを従わせるために必要な)トレーナーとしてのレベルが上がらず、結果的に前述の「トレーナーとしての力量が弱いから負けた」は確かに正論であったと言える。


それ以降サトシは、ヒロシやカントー四天王カンナの考え方を取り入れ、自身のトレーナーとしてのレベルアップを図るため、余程のことがない限りリザードンを公式バトルには出さないようにしていた。


絆の再構築、そして更なる高みへ

転機が訪れたのはオレンジ諸島編第106話(リザードンに進化したのは第45話)。ヒデというトレーナーのニョロボンに挑みかかった結果、叩きのめされた挙句、れいとうビームで氷漬けにされ衰弱してしまう。戦意喪失を除くとこれが初めての敗北だった。ヒデは「そいつが使いこなせる様になったら、もう一度バトルしよう」と言いその場を去る。

周囲にポケモンセンターも無い無人島だったため、サトシは仲間の協力を得ながらその島で徹夜の看病に徹する。

この看病でヒトカゲ時代に受けたサトシへの恩や暖かさを思い出し、サトシの自分へのまっすぐな気持ちに触れてようやく言うことを聞くようになり、パーティのエースとして君臨するようになった。

サトシのポケモン公式バトル初タイトル獲得でもある、オレンジリーグ殿堂入りにも大きく貢献した。


しかし訪れたジョウト地方のリザードンの聖地リザフィックバレーにて、自分より強いリザードン達に連敗し、更にサトシを乗せて飛行する事すら覚束なかった事を知って、自分の実力の低さを痛感。

「強くなりたい」というリザードンの意志を尊重したサトシがさらなるレベルアップのため「弱いリザードンなんていらない」と、あえて彼を突き放す形で預けることとなる。

Day 6 リザードン


だが修行中も、フスベジムやジョウトリーグ、バトルフロンティア等、ここぞという時には飛んできてサトシのエースとして活躍し、数多くの試合で勝利に導いた。中でも、シロガネ大会でのシゲルカメックスとのバトルは印象深く、セキエイ大会とは対照的な活躍であった。

劇場版3作目の『結晶塔の帝王』ではTVのニュースでサトシに起こった事件を知り、自ら結晶塔まで飛んでくるなどとてもナイスガイに成長。この時点でサトシを背中に乗せての空中戦を難なくこなせるまでになっている。

ジョウト戦

こういったところから、ヒトカゲ時代にあった健気さは、どこかに根付いていると言える。

仲良くなってからも、挨拶代わりにサトシに対してかえんほうしゃを吐くのがお決まりとなった。


パーティ復帰

BW編「エピソードN」の中盤よりファンサービスとしてパーティに復帰。OPでは格好良く対レシラムの助っ人に現れるシーンもあった。

…が、プラズマ団との戦いではボールから出ることすらなく(アクロマの機械のせいでもあるが)ほぼロケット団の活躍とピカチュウの気合であっさり乗り切ってしまい、レシラムもたった1話きりの登場という杜撰な扱いで終了。上述の活躍は叶わぬOP詐欺となってしまった。

今しかできない旅をしようよ

BW編最終回では、サトシ達のポケモンとともにオーキド研究所で記念撮影をした。


SM編第42話でオーキド研究所の見学に訪れた際に姿を見せていなかった事から、サトシがカロス地方に旅立つ前に再びリザフィックバレーに預けたと思われたが、2021年4月23日に放送された最新映像から、オーキド研究所に残っていたことが判明(但しこの辺りもはっきりしておらず、XY編以降ずっと研究所に残っていたのか、時々リザフィックバレーと行き来してたのかは不明)。尚各国のポケモンwikiでは、研究所に残っているという扱いになっていた。そして新無印第68話では正式に研究所に残っていたことが判明。フシギダネとともにサトシとの再会を喜んでおり、ゴウカザルと修行していたことも判明した。

更に第114話では、マスターズトーナメントを目前に控えていることもあって、ゴウカザルら他の炎ポケモンと共に、サトシのゲンガーを特訓。おにびの習得に至らせた。


現在サトシのリザードンのメガシンカやキョダイマックスはどちらも劇中では未登場。


完全なパラレル設定である劇場版第20作『キミにきめた!』ではクロスの手持ちだったが、見捨てられたところをサトシに保護された。


リザードに進化後にクロスのガオガエンと戦うがサトシの判断ミスもあり敗北。再バトル中にリザードンに進化し、リベンジを果たした。

パラレル世界の設定故なのか尺の都合なのかは不明だが、リザードに進化してからもサトシのいうことを聞いており、マーシャドーに操られたポケモンたちとのバトルではクロスを身を挺して助けたため、性格はアニメ本編よりも穏やかになっている。

ちなみに『キミにきめた』を含めると、サトシのポケモンでは(ピカチュウを除く)、登場した劇場版作品数が最も多い。



使用技

ちなみに使用した事のあるひこうタイプの技は、「つばさでうつ」のみである(BW以降)


代表技

代表的な技。ヒトカゲ時代から使用でき、初使用の無印第11話では、自分の実力を見くびっていたムコニャを撤退させている。リザフィックバレーで特訓してからは威力が跳ね上がったようで、結晶塔のエンテイのかえんほうしゃを相殺してみせた。ジョウトリーグでのカメックスとの戦いでは、フィールドを高熱で溶かして動きを封じる応用を見せる。


第107話でムコニャの乗るドリル戦車との戦いで使用。

初使用時はかえんほうしゃに似た技として使用しているが、金銀編ではエネルギー弾の発射となっている。

また、威力固定技の概念がアニポケにはないため、ゴローニャを一撃で倒すほどの威力を持っている。

ポケモン図鑑曰く「ドラゴン系の大技」とのこと。


敵を抱き抱え、地球の軌跡を描くように回転し、地面に叩き付ける。

決め技としてよく使っており、印象深い視聴者も多いことだろう。このリザードンはきりもみ回転しながら飛行できる為、彼の高い飛行能力を上手く活かした好演出であると言える。BWで再登場した際にすでに忘れていたためか、「キミにきめた!」では本編AG編ラスト(2006年)以来10年越しの日の目を見ることが出来た。

コピー体も使用していた。


その他

名前こそ火の粉だが、ニョロボン戦でのビジュアルは若干威力が抑えめなかえんほうしゃとして描かれた。


余談

今でこそ、サトシの全ポケモンの中でもトップクラスの実力と知名度を誇っているが、彼が旅立ちの日にもらおうとしていたポケモンは希望順に、ゼニガメ→フシギダネ→ヒトカゲと、ヒトカゲは最下位であった。さらに、希望最上位だったゼニガメが、ライバルのシゲルに取られたという結果になっている。


また、ヒトカゲがダイスケに捨てられたきっかけは「ニョロモとのバトルで負けたから」ということだったが、そのニョロモ系統とのバトル(上述のオレンジ諸島編)が、自身が大きく変わるきっかけになったとは、何という奇遇だろうか。


サトシの旅仲間ポケモン御三家(アニポケ)では、ゲット回から最終進化回までの話数が最も少ない[(36話:11話~46話)ポケモンである。


ポケモンの公式Youtubeチャンネルがupしているアニポケ過去シリーズのセレクションでは、リザードンメインの回が3つも取り上げられている事から、いかに彼が公式からも強く推されているかが窺える。

(「はぐれポケモン・ヒトカゲ」「リザードン!きみにきめた!!」「リザードンのたに!またあうひまで!!」)



関連タグ

リザードン アニポケ サトシ(アニポケ) サトシのポケモン


11話ショック…サトシの手持ちとなるヒトカゲが登場するのは第11話である。現在でこそ免疫がついた視聴者が多いが、主人公の手持ちになる御三家は元々別トレーナーに逃された個体という設定は当時としてはかなりショッキングなものだったに違いない(当時はタマゴの概念もなかったため、「にがす」コマンドを滅多に使わなかったであろう時代背景も大きい)。


ヒコザルポカブゲンガー…元は他人のポケモンで、身勝手な理由で捨てられたが、後にサトシがゲットしたポケモンつながり。ゲンガーは、「『待ってろ』と言われたきり置き去りにされた」という点で、ヒトカゲの境遇と酷似している。

また、彼の初登場がヒトカゲゲット回と同じシリーズ11話であり、更にゲンガーをゲットした新無印16話終盤で、サトシが着ていたシャツにヒトカゲがプリントされていたことから、「はぐれポケモン・ヒトカゲ」のオマージュ性が強いといえる。

また、明確な残酷描写がないため忘れられがちだが、「人間に手放されたり捨てられたりした過去を持っている」という点では、ゼニガメケロマツも広義で該当する。

過去を語り合うポケモン達

また、ポカブを逃したトレーナーはポカブが進化した際にダイスケと同じく、自分の犯した罪を正当化しようと「戻ってこい」と手のひら返しもとい要求を行った結果罰を受け逃げていった。ゲンガーのトレーナーだった男は要求自体はしなかったが罰を受けた際、ゲンガーの悪口を言って逃げていった。

しかし、ヒコザルを逃したトレーナーであるシンジは、ヒコザルがサトシのポケモンになってパワーアップしたのを聞いた時は悔しそうにしていたが最後まで手のひら返し及び要求をすることはなかったうえ、劇中で改心し、ヒコザル及びゴウカザルがシンジ自身を撃破した際に「強くなったな」と素直に褒めて和解した。ちなみにだが、シンジが経験したこのパターンは上記のクロスも経験している。


サトシ・歴代エースポケモン

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