忍と颯馬の出会いは、忍のアイドルストーリー「武者と忍者」から始まる。忍は蛙のモモッチとサンダーを、颯馬はイシガメの『亀五郎(かめごろう)』を飼育しており、水辺の生き物のペットがいる点も共通している。そんな「武者と忍者」実装の約三ヶ月後に開催された忍と颯馬が主役のイベント『暗躍!月影の風雲絵巻』は、これを抜きにして二人を語る事は出来ないと云っても過言ではない。
風雲絵巻は忍の過去が語られた事でも知られているイベントストーリーだが、実はその聞き手となったのは颯馬。その為、忍は自分の過去を話せる程に颯馬を信頼しており、なおかつそれを聞いた颯馬は、忍の『心の奥の方まで知っている』と云う事でもある。他にも語り尽くせない程、二人の関係性の良さが詰まっているので、ここまで読んで下さった方には是非ストーリーを読んで頂きたい。
颯馬の実家は、元を辿れば清和源氏の流れを汲んでいる遠い昔まで家系図を遡る事も出来る程に、歴史ある家の生まれ。古くから剣道で有名な神崎流の箱入り息子という事もあり、長髪美人系の武士ドルとして活動している。一応政府の許可を得て、普段から帯刀して過ごしている刀も、かつて壇ノ浦に沈んだものを打ち直したという由来があるとか。
颯馬の趣味は料理であり、和食、洋食、中華。一通りの料理が作れる。同じユニットの蓮巳敬人から『上生菓子も作れるんだぞ。どこに出しても恥ずかしくない......!』といわれる程の料理の腕前の持ち主である。お魚を捌き、乗馬も出来る。そうして舞台設営のついでに素麺台が作れる。茶道、華道、武道、香道...『道』とつくものは一通り経験を積んでおり、『道』とつくもの全般を愛し極めている。よく静粛にすべき華道や茶道の席にて鼻唄等を歌い、師や両親にお小言を零されるお茶目な一面も。
ES一年目からは同じサークルの『いきものクラブ(オーシャンズ)』に入ったりと更に関わりが増え、今や寮である星奏館では朱桜司と仙石忍と神崎颯馬の三人が同室になった。マイルームボイスでは、風邪を引いた忍に献身的な颯馬の様子が見られる。