PC版が欲しかった、ゲームのシステムに不満があった。 そのようなゲームに関する不評ならば改善点だろうし 次回作への改良へと繋がるだろう。 だが、物事と自身の立場を弁えずに思想を押し付ける行為は何を成す？ 魔法に依存していながらベアラーを迫害する矛盾した思想と似通っている。 そう思わずにはいられない。

発売後の記述がネガテイブな内容で締め括られている。 私怨のような印象を受けたので、実際にプレイした感想を書いておく。 発売して間もないゲームはプレイヤーがネタバレを配慮して公にしない。 しかし、その気遣いを仇に取って風潮被害を広める者がいる。 人種の件は、最近はこれに限らず様々な事に関連付けて騒がれている。 EuroGamerのような発言は珍しくない。 元から空想の世界であって、肌の色の概念が無い世界観である故に 現実の問題を持ち込む事態が無粋だと言われている。 今作はRPG特有の育成する要素が少ないと感じたが、それを上回る世界観とドラマに魅了する作品だと思う。 社会性の強いメッセージも含まれているので、不快な場面は本当に不快に感じる。 故に山田集佳(IGN)とJason Schreier(Bloomberg)の「不快な経験だった」「人種差別の描写」というのは、そういう物語なのだから何も間違いではない。 汚い所は徹底的に汚く見せる、これのどこが間違いなのだろうか。