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バーニングゴジラの編集履歴

2014-06-06 10:37:08 バージョン

バーニングゴジラ

ばーにんぐごじら

バーンニングゴジラとは、1995年に放映にされた東宝映画『ゴジラvsデストロイア』に登場したゴジラの通称である。作品名から「デスゴジ」とも呼ばれる。

概要

ネタバレ注意

体内炉心の暴走と、帰巣本能の異常によって、いつ核爆発を起こしてもおかしくない状態となったゴジラのこと。

全身が暴走する核エネルギーで真っ赤になっていることからこの呼び名がついた。


住処であったバース島が、ウラン鉱脈の爆発によって消失し、その際に噴出した膨大な放射能を浴びて、体内の核分裂が制御不能なレベルにまで活性化している状態である。


火器攻撃などをきっかけとして大規模な核爆発を起こす危険性を持っており、その際の破壊力は周囲の壊滅どころか、「大気に火がついて」地球全体を焼き尽くしてしまう可能性さえあるレベル(大気に火がつくというのがどんな現象なのかは突っ込んではいけない)。

幸いにも作品中盤で過剰な核分裂は制御されたものの、その体が正常な状態に戻るには既に手遅れであり、核分裂を完全に停止しない限りは、その熱を通常通りに制御できないままメルトダウン=炉心溶融を起こすことが判明する。


それらを阻止するため人類側は自衛隊開発のスーパーXⅢや冷凍メーサー車などの冷凍兵器を出撃させる。また過去に初代ゴジラを熱を用いず化学的に葬ったオキシジェンデストロイヤーを攻撃手段に用いる怪獣デストロイアをメルトダウン対策として利用するため、ゴジラと戦わせようと目論む。そのため同属のゴジラジュニア(ゴジラと仲が良かった前作・前々作のベビー・リトルが、上述のバース島の異変で急成長した姿)との再会を求めるゴジラを、デストロイアの暴れる場所まで誘き寄せるために、ジュニアが囮として巻き込まれてしまう。幸いジュニアは集合・飛翔体のデストロイアを撃破し互いに再会を果たして喜んだが、完全体となったデストロイアにジュニアが倒され、唯一の同属を失ったゴジラは泣き叫ぶ。この後、怒り狂ったゴジラはデストロイアに対し執拗な攻撃を繰り出す。


外見・能力

ゴジラ(1995) 【ニコニコ動画用イラスト】

胸や背びれ、目など体の随所が炎のように赤く発光している

その姿は『ゴジラの最期』を表すようにすさまじい覇気が漂うとともに、熱で背びれが溶け、目は血走り、常にもうもうと蒸気をまとっているなどあまりに痛々しくもある。


またゴジラの必殺攻撃である放射能熱線も青白色からへと変色している。

この赤色熱線は従来の熱線に比べて数倍の熱量を持っている。ハイパーウラニウム熱線バーンスパイラル熱線などの赤色熱線は、平成ゴジラシリーズにおいてはクライマックスでのみ使用していたものを、本作では序盤から建物を破壊する程度の事にも使用している。その際やゴジラジュニアの死に直面して感情が高ぶった時やメルトダウン寸前などには、ゴジラ自身も制御できず吐血のように勝手に赤色熱線が出てしまっているかのような様子だった。

スーパーXⅢは赤色熱線を二発喰らいながらも難なくこれを耐え切っている。しかも一日足らずで整備を完了し再出撃している。


しかしデストロイア戦では徐々に赤色熱線の威力は上昇していき、炉心温度レッドゾーン(1160度以上)後にはデストロイアの皮膚を破って血を吹かせ吐血させる。

最終的にはデストロイアの体表をボロボロに焼き尽くし、耳(?)を抉り破壊し、熱に強いはずのデストロイアさえ怯えて逃走させるほどまで威力が上昇した「インフィニット熱線」を放った。この熱線は平成ゴジラVSシリーズの中でも最高の威力を持ち、放射直前に背ビレが凄まじい熱風を吹き起こしながら高熱で溶け、同時に体からもデストロイアが怯むほどの熱気が放たれ、熱線はゴジラがメルトダウンするまではその名の通り理論上無限に熱量が上昇し続ける。同時に放った体内放射は、今までそれを放った怪獣の時より遠い距離にいたデストロイアにも届き、周囲ごと焼き尽くすほどに威力・攻撃範囲ともに上昇している。


最期

王の最期

完全体となったデストロイアとの死闘の末(デストロイアは自衛隊によって倒されている)、ついに体内融合炉が臨界点を突破するも、自衛隊によって冷凍兵器を次々と撃ち込まれ、メルトダウンによる最悪の被害は阻止された。

しかし肉体の溶融は止まらず、大量の放射能を東京に撒き散らしながら骨さえ残さずに溶解していった。


だが、ゴジラの塵と放射能は対デストロイア戦で虫の息だったゴジラジュニアに吸収され、新たなるゴジラとして復活させたのである。

1995

[http://www.nicovideo.jp/watch/sm1551740]


商品展開など

当然ながら人気は非常に高く、フィギュアなどの歴代ゴジラ作品を扱う玩具シリーズにおいて、同シリーズのゴジラと同時にほぼ確実に発売が期待できるほど。リアルタイム時にはバーニングゴジラのソフビの流用で、数々の限定商品も製造・発売され、現在も価値が高い。


ソフビやガレキなどでは、尻尾や両脇の小さな背ビレは劇中どおりの白(暗い灰色)ではなく、この記事のトップ画像のようにメインの背ビレと同じ赤で統一することも多い。S.H.MonsterArtsのゴジラ(1995)はその背ビレに白を採用しているが、製品はサンプル画像と違い大量生産の都合で、劇中よりも明るい白の塗装が目立っている。またその型を黒く塗って流用し、ノーマル状態のVSゴジラ(&復活したジュニア)に仕立てあげた新商品も発売され、今後のpixivでのデジラマによる活躍が期待される。


TVゲームのゴジラUnleashedではVSゴジラだけではなく、他シリーズのゴジラや他の怪獣さえも条件を満たすことによってバーニング化できるというバーニング怪獣のバーゲンセールな仕様になっている。VSゴジラ、初代ゴジラ、ゴジラ2000によってバーニングの模様もそれぞれ違っている。


関連イラスト

何故産まれ闘い続ける炉心融解


関連タグ

怪獣 ゴジラ

最終形態

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