『仮面ライダーZX』に登場する悪の組織、BADANの大幹部にして、実質的な首領(本人は総指揮官と名乗っている。本来の首領はバダン総統)。
雑誌グラビア連載では、ドクガロイドやカマキロイドと共に最前線に自ら出向く好戦的な指揮官としての顔を覗かせた。
TV版『10号誕生!!』では、「儂」「余」などの一人称を使い尊大な様子ではあるものの、部下の功績を素直に褒めており、かつ側近の部下であるタイガーロイドも彼に敬意を払うなど、悪くない上司としての一面を見せている(『仮面ライダーSD』ではこの性格が強調され、部下思いの性格になっている)。
『仮面ライダーSPIRITS』では、大首領JUDOの腹心として、魂のない歴代の大幹部(地獄大使、デルザー軍団、デッドライオン除く)を操る悪の首魁。
最初期は軍服を着た人間そのものの姿だったが、時空魔方陣で人々を世界中から拉致する計画が10人ライダー(ライダーマン除く)により阻止されたことでダメージのフィードバックにより一度落命するが、JUDOに再び力を与えられることで特撮版同様の姿になった。
大首領から「時空魔方陣」を操る能力を与えられたことで、改造素体をエネルギーとしてあらゆる怪人を再生させられるほか、自己再生能力を併せ持つ。
上記のような部下思いの性格は描写されず、むしろ再生幹部たちを駒のように使う冷酷さが強調されている。
地獄大使とは従弟同士であるが、お互いを忌避しあっている(裏設定では、ガモン・暗闇大使は、ダモン・地獄大使の影として活動してきたそうで、『SPIRITS』にもその設定が活かされている)。
講談社のグラビア連載では、怪人態はサザエの改造人間サザングロス。『SPIRITS』では、バダンの本拠地と言える巨大要塞そのものが「サザングロス」であり、2012年11月現在ではまだ怪人態は明らかになっていない。