→もしかしてリー・エンフィールド?
概要
エンフィールドには様々な意味があるがここでは拳銃のエンフィールド、特に「エンフィールドNo.2」を説明する。
エンフィールドNo.2Mk1拳銃は1920年代イギリスが開発した回転式拳銃である。
特徴
最大の特徴は、中折れ式構造を持つ点である。
一般的なリボルバーが左もしくは右にスイングアウトすることで排莢と装填を行うのに対しこの銃は銃身付け根下部にヒンジがありトップフレームと銃身を固定しているレバーを押してシリンダーを後部に露出させ装填、排莢を行う
この構造は強度が低く威力の高い弾薬は使用できないが素早く排莢できるので威力を求めない銃には最適だった。
使用弾薬は当時米軍から供与されていた.38口径拳銃の弾薬である.38S&W(後の.38スペシャル弾の原型)と互換性のある.38エンフィールドを使用し共用可能であった
1880年代に原型が設計され第二次大戦を経て二線武器ではあるがなんと1978年までイギリス軍の使用銃として君臨した。良く言えば伝統主義的、悪く言えば保守的なイギリスの銃器設計は現代においても健在である