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エンフィールドの編集履歴

2017-07-04 09:03:15 バージョン

エンフィールド

えんふぃーるどけんじゅう

大ロンドンにある特別区

曖昧さ回避

  • エンフィールド特別区 → 大ロンドン(ロンドン市を中心とする行政区画)北端にある特別区。古英語で「仔羊の原」の意。
  • エンフィールド小火器工廠 → エンフィールド特別区にあった王立小火器工廠(Royal Small Arms Factory)の事。現在、一部の工場を残して住宅地となっている。
  • エンフィールド銃 → 1853年、エンフィールド小火器工廠で開発され、イギリス陸軍に制式採用されたパーカッション・ロック式の前装式小銃戊辰戦争で新政府軍の主力小銃。
  • リー・エンフィールド → エンフィールド小火器工廠で開発され、1895年、イギリス陸軍に制式採用されたボルトアクション式小銃。
  • エンフィールド・リボルバー → 1932年、イギリス陸軍に制式採用されたNo.2 Mk.1拳銃のこと。

No.2 Mk.1拳銃

概要

イギリス陸軍では、ウェブリー&スコット社の開発したウェブリー・リボルバー(1879年)を、1880年にNo.1 Mk.1拳銃として制式採用した。


1920年代、エンフィールド小火器工廠のH.C.ボーイズ技術大尉の指揮により次期制式拳銃開発が始まり、ウェブリー&スコット社はNo.1 Mk.1拳銃をベースに試作品(No.1 Mk.4拳銃)を提出した。

それとほとんど同一の設計だったにもかかわらず、1932年、エンフィールド小火器工廠が開発したものとしてNo.2 Mk.1拳銃がイギリス陸軍に制式採用され、ウェブリー&スコット社は生産工場からも除外された。

ウェブリー&スコット社はイギリス政府に対して訴訟を起こし、政府は「No.1 Mk.4とは全く別物」と主張したものの、1,200ポンドを支払う事となった。


第二次世界大戦時のイギリス軍主力拳銃となり、二線武器に格下げされたものの1978年まで使用された。


特徴

中折れ式構造を持つリボルバーである。銃身付け根下部にヒンジがありトップフレームと銃身を固定するレバーを押し、シリンダーを後部に露出させて装填・排莢を行う。

強度が劣る構造のため、威力の高い弾薬は使用できないが、素早く排莢できる。

弾薬は当時米軍から供与されていた.38S&W弾(後の.38スペシャル弾の原型)と互換性のある.38エンフィールド弾を使用し、共用可能であった。


フィクション作品での使用者

ムスカ天空の城ラピュタ):その他の宮崎駿作品にも多数登場。

マリア・タチバナサクラ大戦

エリ・カサモトフィオ・ジェルミメタルスラッグ


関連タグ

拳銃 ピストル リボルバー イギリス陸軍

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