概要
一年戦争の後期に於いて生産されたザクⅡF型の後期生産タイプ。その出自から後期量産型ザクⅡとも呼ばれる。
改修に際してはジオン軍の統合整備計画の影響を受けていると言われており、コックピットなどのインターフェース類も同計画に則った物が採用されている。
また、ザクⅡと比較して対モビルスーツ戦闘を考慮され再設計されており、特に胸部装甲の増設によって対弾性が向上している。
武装に関してはザクⅡ用の物がそのまま使用可能な他、統合整備計画にて開発されたMMP80マシンガンも携行可能。
その機体性能は良好で、一年戦争後は連邦軍によって接収された機体が訓練用の機体として運用された他、キンバライトやデラーズ・フリートをはじめとしたジオン残党勢力でも運用された。
また、パイロットの腕次第ではあるが一年戦争後に開発された最新鋭機たるジム・カスタムと互角の戦闘を繰り広げるだけの戦闘力を発揮する。
後継機として一年戦争末期にザクⅡ改が開発されており、加えてデラーズ・フリートに於いては本機とガトル戦闘爆撃機のパーツを流用したドラッツェを開発しており、アナハイム・エレクトロニクスに於いてはハイザック開発に際しての設計ベースとして本機を選択しているなど、機体の発展性の高さをうかがい知る事が出来る。