概要
その「右腕」の可能性を様々に想像した作品に用いられている。
「右腕」
華扇は2014年6月現在において表情も感情も豊かに様々な活動をしているが、そのキャラクターの背景部分や能力面、中心的な動機などの点において、いまだ語られていない部分の多いキャラクターである。
そんな華扇の謎の部分の一つに、「右腕」がある。
華扇の右腕は包帯によって上腕まで完全に覆われており、肌を見る事が全く出来ないものとなっている。
これは普段の服装では露出している左腕と極めて対照的である。
その冬服においても、目視できる部分は包帯で覆われている。
加えて第一話からしてその「右腕」の包帯の下は一般的に想像される右腕とは異なる状態ないしは別の状態に変化し得る様子の描写がなされており、それ以降も華扇はこの特殊な「右腕」を用いて様々な能力を発揮するなど、一般概念的な通常の「腕」とは異なる様が描かれている。
登場した作品の中でも華扇が主人公である『東方茨歌仙』では、その各エピソードで能力を含めた複数の「可能性」が描かれている。
例えば第一話での博麗霊夢とのやりとりの際のものに始まり、第二話での間欠泉センターとそれに続く第三話の博麗神社での一幕、第八話での「 ワープ 」などはその「可能性」の一端である。
しかしながらその実態の全体像やポテンシャルにはいまだ未知の部分が多い(2014年6月現在)。
加えて華扇は自身のもの以外の「腕」にも特別な意味を持っている様子で、『茨歌仙』中の様々なエピソードで「腕」にまつわるストーリーが展開されている。
この他、他者から包帯の意味を尋ねられた際にも、応える言葉には語られていない華扇の想いが心の奥にまだある様子であるなど、「右腕」は華扇自身の歴史やパーソナリティにも直結する重要な要素である模様である。
『茨歌仙』以外でのエピソードにおいては、『東方三月精』(第三部)に華扇が登場した際にも「右腕」にも関係するシーンが見られる。
とある経緯で霊夢が持っている陰陽玉についてそれに触れようとしたが、その瞬間に陰陽玉が反応し、一時的に華扇の右手首ほどまでが霧状に消失している。右手はすぐに包帯で元のような姿に復元されたが、華扇はこの陰陽玉について(博麗神社の御神体に類するものとして)「 これは本物 」と称している。
なおこの陰陽玉は同作では八雲紫が何事もなく手にしており、この反応の違いの理由については不明(2014年7月現在)。
原作と二次創作における「右腕の可能性」
二次創作においては、この華扇の「右腕」について様々な想像がなされ、その想像ごとに多様な「可能性」が見出されている。それは原作で見られたような「可能性」であることもあれば、あるいは二次創作的想像による「可能性」でもある。
前者においては先述のような原作に見られる「可能性」を延長して描かれており、後者の場合は原作での描写を踏まえたうえでさらにその「可能性」の想像を多様に広げている。
あるいは原作の延長というだけでなく広く華扇の「右腕」という要素を想像していくという方向性もあり、ここにおいては他作品とのコラボレーション・クロスオーバーなどもみられている。
さらには包帯の下には左腕同様の腕がそもそも存在するという立場もあるなど、その「可能性」へのアプローチは多様である。
作風もいわゆるカリスマ的雰囲気を発するもの、コメディ、シリアスと実に多様である。
上記以外にもpixivでは「右腕」にまつわる華扇の過去や現在を想像した作品にも本タグは用いられており、時系列的アプローチ含め広く華扇の「右腕の可能性」を想像した作品に用いられている。
関連イラスト
- コラボレーション・クロスオーバー
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