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卓球の編集履歴

2014-11-06 22:18:07 バージョン

卓球

たっきゅう

球技の一種。

概要

18世紀のイギリステニスを元に考案されたスポーツ


英語では、「table tennis(テーブルテニス)」と「ping-pong(ピンポン)」の2種類の呼び方があるが、前者が一般的。


球技の中では、比較的スペースを取らないため、部活動チームとして設置しやすい。ただし、道具は割と高額。卓球台が当然最も高い。


スペースは狭いが、プレーのスピードが非常に速いため、瞬発力と動体視力を要する。聴力はあると吉だが、無くてもできるので老若男女を問わず始めやすいスポーツとして根強い人気がある。


だが、室内でしか行えず、片付けも複雑なので、体育館で卓球の試合をするときは多人数で台のセッティング・片付けを行わなければならない。


余談だが、旅館の浴場の入り口に置いてあることが多い。そのため、pixivではスポーツとしての卓球のイラストだけでなく、浴衣姿で卓球をしているイラストも見かける。


バロメーター

必要な力

  • スタミナ:多め。特に守備型はかなりのスタミナが必要。
  • 走力:普通。攻撃型は特に必要。
  • 瞬発力:超スピード!? スタイルに問わず超重要。
  • 視力:両目とも0.8以上。それ以下で、見づらい場合はメガネコンタクトが必須。
  • 聴力:無くても可。

筋力

  • 腕:即座に動かす力は要るが、怪力だと逆に不利になる。
  • 腹筋・背筋・ほほ:必要無くね?
  • 脚:必要。フットワーク練習を積むとマッチョな足になってくる。

競技ルール(2014年現在)

卓球台(コート)

長さ2.74m、幅1.525mの長方形で、地上から76cm上の高さに設置してある。

ネットは長辺の真ん中に15.25cmの高さで張られている。これが自分と相手のコートの境界線となる。

ボール

直径40mm、重さ2.7g。セルロイド製。色は白かオレンジのみ。

ゲームの進行

まず互いにラケットを交換し相手の使用するラケットを確認する。その後コイントスで先攻後攻を決める。


ボールを持った人はサーブを行う。卓球では自分のコートにバウンドさせてから相手コートにバウンドさせる。ネットにボールが触れてはいけない。

サーブ権は2回で相手にチェンジされる。


サービスされたボールは相手コートに1回だけバウンドするように打ち返す(レシーブと言う)。その後両者は相手コートにレシーブを続ける。勿論ネットに触れてはいけない。


得点を獲得する主な条件は

  • 自分が打ったボールが相手コートに2回バウンドした
  • 自分のレシーブに相手が打ち返せなかった
  • 相手の打ったボールが自分のコートにバウンドせず床とかに落ちた
  • 相手がボレーをした(バウンドしてないボールを打つ)
  • キチンとしたサーブが出来なかった(前述。ただしネットに触れて相手コートに入った場合、打ち直し)

どちらかが11点取れば、1ゲーム獲得。ただし2点以上の差が必要。

10対10の場合、ジュースとなり2連続で得点を取ればゲームが獲得される。この時のみ、サーブ権は1回で交代。


最終的に既定のゲーム数を取った人が勝利。


ラケット

卓球のラケットはテニスバドミントンのラケットとは異なり、枠(フレーム)に網(ガット)を張るのではなく、木製の板(ブレード)に赤もしくは黒のラバー(後述)を貼り付けるものである。

基本的に以下の2種類に大別される。

シェイクハンド

現代卓球の主流。テニスなどのラケットと同じように、握手の形で握る(実際には人差し指のみ伸ばしてブレードの裏側に添えられる)。ラバーは表と裏の両面に貼るのが基本で、フォアとバックで切り替えつつ運用する。フォア・バックの両方とも処理しやすく、特にバックハンドはペンホルダーよりも積極的に攻撃していけるが、ミドルへの球の処理はやや弱い。型の主流は、両面に裏ソフトを貼って攻撃に守備に多様に対応していけるオールラウンド型や、片方に粒高ラバーを貼り台から離れて相手の打球を切るカット型などがある。グリップの形状にも幾つか種類があるので、自分に合ったものを選ぶと良い。

ペンホルダー

文字通りペンを持つ要領で握るラケット。日本式と中国式の2種類が主流。

日本式ペンホルダー

指を引っ掛けやすいように、グリップが表側に大きく張り出しているのが特徴(張り出した部分はコルク材を使用)。ブレード形状も角型、丸型、その中間の角丸型の3種がある。基本的には表側にのみラバーを貼って運用する。その特徴的な持ち方のためフォアハンドでの攻撃を得手とする一方、バックハンドは苦手。後述の表ソフトラバーとは相性が良く、その組み合わせで台に近い位置に立ち攻撃的な試合を展開する選手は前陣速攻型と呼ばれる。ちなみに日本式ペンホルダーだからと言って裏面にラバーを貼ってはいけないと言うわけではなく、実際に裏面にラバーを貼ってペンホルダーと同等のバック処理能力を得る裏面打法という戦法も存在する。ただし、ラバーを一枚追加する事によってラケットの重量や重心などが変わってくるため、ご利用は計画的に。

中国式ペンホルダー

一見シェイクハンドに見えるが、グリップがシェイクよりも短い。その形状から両面にラバーが貼りやすく、ブレードも薄く軽いため日本式よりも裏面打法に向いている。文字通り、中国の選手が主に使用する。


ラバー

ラケットに貼るゴム製のシート。両面に貼る場合、片方が赤でもう片方が黒でなければならないが、それを守っていれば裏表は基本的に決まっていないので好きにチェンジして使うことができる。実際、サーブ・攻撃と守備とで面を使い分ける選手が多く存在する。


裏ソフトラバー

攻守ともに使える優れモノのラバー。ほとんどの選手が使っている。

ツブ付きのラバーとスポンジからなっており、ツブがスポンジ側、つまり裏側に来るように張り合わせたラバーなので、この名がついた。

回転に影響されやすいが、自分で簡単に自由自在に回転をかけることができる。

表ソフトラバー

構造こそは裏ソフトラバーとほぼ同じであるが、ツブが露出、つまり表を向いているラバー。

浅いツブがいくつも並んでいるが、実はここがポイント。

ツブの隙間に吸い込まれるような感じになるため、打つときの球離れがよく、速球が打ちやすくなる。ただし、回転に弱く、強い回転の球は放てない。

使用する選手は超攻撃型の選手に限られる。

ツブ高ラバー

表ソフトラバーと同じ構造だが、文字通りツブが高い。

ツブが高いため、ツブの間に球がはまるような感じになり、回転が吸収されるため、回転のかかった球に強い。ただし、あんまり強すぎると流される可能性が大。

なお、これでツッツキを繰り出すと、ほぼ無回転のため、相手はツッツキで返しにくくなる。また、下回転サーブを繰り出すとナックルサーブになる。

守備型の選手がよく使っている。


戦法

卓球の戦法はテニスバドミントンと違って複雑なため、勝つためには相手の戦法を理解する必要がある。戦法には、大きく分けて以下の2種類がある。

攻撃型

攻撃中心の選手。卓球の醍醐味の一つであるスピードを扱うため、打っていて楽しい。

ドライブで攻めるドライブ型と、思い切りのよいスマッシュで攻める速攻型、両者の混合刑である変則型とに分かれる。

守備型

粘り強い返球を繰り返し、相手にミスをさせる戦法を使う選手。点を取りやすいが、かなり陰湿で地味な印象を受ける。

カットで粘るカット型とショートやブロックを多用するショート型とがあり、前者は長身の選手に、後者は素早い移動に向かない選手に向く。


主な技

攻撃技

ドライブ:球の上部をこすることで高速な上回転をかける技。

スマッシュ:強打。卓球の場合、叩きつけるのではなく、後ろから叩いて振りぬく。

フリック:相手の浅い下回転球を拾い、逆に小さいドライブで返す技。

チキータ:高等な返球術。繰り出すのはかなり難しい。

守備技

カット:下回転と横回転を同時かける技。回転が強い。

ツッツキ:球の下をこすり、前に押し出す技。返す感が強い。

ブロック:相手の攻撃技を受け止めて返す技。

ショート:相手の回転球を押し出して返す技。回転に強い。

サーブ

下回転サーブ:下回転のかかったサーブ。手前に落とすと返しにくい。

横回転サーブ:横回転のかかったサーブ。間違えると飛ばされる。

ナックルサーブ:無回転サーブ。突っつくと球を上げてしまう。

王子サーブ:しゃがみ込みながら放つサーブ。汎用性が高い。


大会

世界的には、世界卓球がとくに有名である。国内では、国体にも種目に卓球がある。


卓球はもともとイギリステニスが雨でできない時のための遊びとして始まった。

その後、コルク球がセルロイド球になり、台上で弾む時に「ピンポン」と鳴ることから卓球のことを「ピンポン」と呼ぶようになった。

20世紀になると、ラバーが登場し、競技色が強くなった。

そして今、卓球大国と言われているのは中国や東ヨーロッパの国々である。中国では、卓球を国技としている。


なお、日本勢も福原愛福岡春菜を中心に奮闘しており、男子も好成績を残し続けている。



関連タグ

スポーツ 球技 テニス バドミントン 体育館 ラケット ピンポン玉

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