曖昧さ回避
概要
解りやすく言えば、「その国はどんな国なのか」ということで、国のアイデンティティ(存在意義)の根本を成すものである。
もしそれを変えてしまえば、その国はその国ではなくなってしまうのである。
本来、自分の住む国の『国体』を国民が知っているのは正常なことであり、アメリカ人はアメリカの国体を知っているし、中国人は中国の、フランス人はフランスの、ドイツ人はドイツの、誰もが自分の生まれ育った国は「こんな国」と説明できるものである。
ちなみに日本の国体は、一言で言うなら『和の国』であり、伝統的に天皇が国民を思い、国民が天皇を思い、一体となって歩んでいく『君民一体』『君民共治』を統治形体としてきた。
現行憲法で日本の国体が変わったのではないかとする考えもある様であるが、日本国憲法には天皇は日本国統合の象徴(我が国最高の御地位)と表現しており、国体は戦前と同じで変わっていない。