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高速巡洋型クルーザーの編集履歴

2014-11-17 14:17:46 バージョン

高速巡洋型クルーザー

こうそくじゅんようがたくるーざー

『宇宙戦艦ヤマト』に登場するガミラス帝国の戦闘艦の一種。重武装の駆逐型デストロイヤー艦と違って、こちらは加速性、機動性といった運動性能を追求したタイプの艦艇である。この艦の資料が少なくデストロイヤー艦よりも大型との説もあれば、小型との説もある。原作設定では、小型ではないかとの話が強い。また、続編での登場は『ヤマト2』で少し出てきたのみで、後は未登場。リメイク版『宇宙戦艦ヤマト2199』では、ケルカピア級航宙高速巡洋艦として登場した。

概要

 『宇宙戦艦ヤマト』に登場するガミラス帝国の戦闘艦。駆逐型デストロイヤー艦よりも知名度は低く、登場回数もかなり少ないなど、活躍に恵まれなかった艦艇である。

 デストロイヤー艦と概ね似通ったフォルムを持つ。相違点があるのは、搭載する砲塔が2基6門と大幅に削減されている事と、艦首の目玉状パーツが4つに増えていること、また煙突の様なパーツが無いことなどである。

 打撃力よりも加速力や機動性といった運動性能と航行能力の向上を図ったタイプのガミラス艦であり、その武装の少なさが本艦の特徴を証明している所以であろう。ただし、主砲が大幅に削減された代わりに各砲門の威力向上が図られているようで、一撃離脱戦法には持って来いのものだと考えらる。

 PS版、PS2版の双方にも登場。なおPS2版においては、ガミラス艦艇の中で対空火器を有する貴重な艦艇である。

 第1作目で序盤に登場した以降、姿を見せることは無かった。また『宇宙戦艦ヤマト2』では、ガミラス艦隊の一角に姿を見せてはいたものの、それっきりであるという不遇の扱いを受けている(因みにミサイル型駆逐艦は本級と同等の扱いと思いきや、まさかの完結編で登場している)。

 リメイク版『宇宙戦艦ヤマト2199』では、ケルカピア級航宙高速巡洋艦として再登場を果たした。軽巡洋艦としての艦級を明確に定められており、重巡デストリア級と同様に細かなディテールアップを果たしている。役割においても、快速を生かして敵の補給線をかく乱したり、後方のかく乱等をするのが主である。

 肝心の扱いに関していうと、オリジナルよりは登場回数が増えている。が、活躍している場面は圧倒的に少ないとも言える。


宇宙戦艦ヤマト

高速巡洋型クルーザー

ガミラス艦

  • 全長、不明(72m説有)
  • 機関、1基
  • 兵装

・三連装大口径ビーム砲塔×2基(前部1基、後部1基)

・固定式大口径ビーム砲×2門(両舷に1門づつ)(もしくはミサイル発射管か?)


性能

 高速性能を追求した戦闘艦。その為か、多数のビーム砲塔を有していたデストロイヤー艦よりも、ビーム砲塔はかなり削減されているのが特徴的である。その代わりに口径と威力を向上してバランスを調整している模様。

 攻撃性能において、ビームによる打撃力に劣ると思われるものの、各砲門の口径を拡張して威力を向上している事から、決して攻撃能力の低下を招いているとは言い難い。また固定式ビーム砲もあるので、突撃戦による一撃離脱戦は効果的だと思われる。

 防御性能において、旧地球防衛軍の艦艇相手ならば安心はできるものの、ヤマトを始めとした艦艇相手には、おそらくは能力不足であると推測される。

 航行性能において、他のデストロイヤー艦やミサイル艦に比して、高い航行能力を有すると思われる。また加速力や機動性といった艦隊運動の高さも持ち合わせていると考えられる。


経歴

 劇中での登場は少ない。初登場したのはアステロイドベルトの戦いくらいのものである。ここにおいて、ヤマトへの決死の攻撃に参加しているものの、アステロイドシップによる防御方法を前にして無力化されている。その後の特攻では、ことごとくが小惑星に激突。または航路を狂わされての僚艦同士での衝突でほとんどが壊滅している。

 『ヤマト2』において、デスラーの基へ馳せ参じているが、活躍シーンは皆無である。


宇宙戦艦ヤマト2199

ケルカピア級航宙高速巡洋艦(二等航宙装甲艦)

航宙高速巡洋艦 ケルカピア級

  • 全長、240m
  • 全幅、47m
  • 全高、50m
  • 主機関、ゲシュタム・ドライブ
  • 武装

・330mm三連装陽電子ビーム砲塔×3基(艦上2基、艦底1基)[7]

・魚雷発射管×6門(前方両舷)

・魚雷発射管×4門(艦首下面)

・六連装ミサイル発射機×1基(艦橋後方)


性能

 ガミラス帝国の高速巡洋艦で、軽巡洋艦とも言われる。地球では巡洋艦として識別されている戦闘艦である。オリジナルの高速巡洋型クルーザーよりも武装が追加されており、攻撃能力の向上が見られている。

 攻撃性能において、陽電子ビーム砲塔は3基と、重巡デストリア級よりも少ない数だが、実弾兵装の充実化により、総合性能では決して劣るものではない。地球艦隊に対して圧倒的な攻撃を見せ、ガトランティス艦隊を相手にも奮戦した模様(明確な描写はないが)。

 防御性能において、同等のレベルを誇る陽電子ビーム砲では、防ぎきることは不可能な模様。同様にガトランティス艦隊相手では、一発で轟沈こそしなかったものの装甲を撃ち抜かれている。

 航行性能において、その快速性を生かしての偵察任務や後方攪乱を主としている。


経歴

 冥王星海戦に初登場し、地球艦隊を壊滅に追いやっている。その後はゲール艦隊の一部として迷彩柄で登場し、ヤマトの撃滅に参加するものの、次元断層に吸い込まれてしま他。

 エルク・ドメルの第6空間機甲師団の指揮下にあって、対ガトランティス艦隊においても登場した。ただし、ガトランティス艦隊の反撃で被弾、爆沈こそしなかったものの戦列を離れてしまったものが1隻いた。

 その後の太陽系方面における戦いでは、偵察大隊の一部として登場していたようで、ヤマトへの強硬偵察任務と、精神的圧力をかけていた模様。その後ヤマトをおびき出すために、斥候艦として先制攻撃を食わえ、強制的にワープをさせている。ドメル本隊との戦闘でも多数が参加している。中にはヤマトに左舷を抉られてしまう艦もいた。

 親衛艦隊にも多数配備されているものの、目立った活躍は無い。まして、ガミラス帝星の都市上空で撃ち合った結果、機関部を撃ち抜かれて高層ビルに突っ込むと言う弾惨事を引き起こしている始末である。

 最後に帰還途中のヤマトを、デスラーの待ち受ける亜空間へ追い込むために追撃部隊として登場。しかし、次元潜航艦による亜空間魚雷1発で轟沈してしまった。


カラーリング

 デストリア級と同様に、ゲール艦隊特有の迷彩柄として登場したほか、親衛隊のブルーカラーでも登場している。


関連タグ

宇宙戦艦ヤマト 宇宙戦艦ヤマト2199 ガミラス

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