概要
寺で僧が集まって食事を行う建物「食堂(じきどう)」に由来して、一般の家で食事をする部屋や飲食店も「食堂(しょくどう)」と呼ぶようになった。
部屋としての食堂は、飲食物を置くための食卓と、それを取り囲む場所からなっている。
江戸時代より前の日本の普通の家では、土間にある台所で調理したものを部屋へ運ぶか、部屋の中にある囲炉裏で調理するかで、専用の食堂は存在していなかった。
現在では、台所や居間と一体化していることが多い。
飲食店としての食堂は、一般的にはあまり規模が大きくなく、品揃えもそれほど高価ではない、日常的に気軽に利用できる所が多いようである。