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CV:若本規夫

「競い、奪い、獲得し、支配しろ、その果てに未来がある!!」

人物像

神聖ブリタニア帝国の第98代皇帝

ルルーシュナナリー・ランペルージの父親であり、威厳と威圧に満ちた強烈なカリスマ性を放つ絶対君主。

そしてルルーシュが打倒を誓った怨敵

「不平等においてこそ競争と進化が生まれる」という独自に理念を持っており、それを実践するため、皇位継承者同士を争わせ、最後に勝ち残ったものを次期皇帝にすることを宣言している。

一見すると貪欲な独裁者に思えるが、実際には政治には興味が薄く、政務のほとんど次男シュナイゼルに任せ、自身は王宮内にある「黄昏の間」で過ごしていることが多い。

その本性は「嘘を嫌う」高潔な精神性の持ち主。

かつて実母を親族間の帝位の争奪によって喪い、嘘と裏切りに染まった現在の世界に絶望し、兄であるV.V.や妻マリアンヌビスマルク・ヴァルトシュタインらなど、一部の信頼を置いた人間たちとともに「嘘のない世界」の創生を誓った。

108人もの妻を持つが、ほとんどは貴族たちから薦められた女性であり、真に心から愛したのはマリアンヌだけだった。ルルーシュやナナリーへの風当たりが強いように感じるが、自身が愛した女性との子供ゆえ、彼なりに愛していた模様。兄妹を日本に追いやったのも、二人を余計な争いから遠ざけるのが当初の目的だった。

嘘のない世界を作るべく、世界各地にあるギアスに関わる遺跡を調査させ、「Cの世界」の存在を知る。そして“アーカーシャの剣”を用いて「Cの世界」を打倒し、人々の意識を“個”から“集合体”に変化させ、互いが真に意思を疎通させていける世界を目指した。

そのために遺跡がある国家へ重点的に進攻し、占領していった。日本も神根島の存在ゆえに、ルルーシュ兄妹を疎開させながら侵略を断行している。

決して血も涙もない訳ではないが、自らの計画が「死者との意識共有」も可能にすると考えていたため、“死”そのものへの感傷が大変に薄い。

活躍

『~反逆のルルーシュ』では三男クロヴィスの葬儀で衛星中継による演説をおこない、息子の死が「帝国の進化の証」と豪語してみせた。……が、これ以降は大きな出番はなく、如何な人物かはよく分かっていない。

続く『~反逆のルルーシュR2』ではギアス能力者であることが発覚し、ルルーシュの記憶を改竄したほか、アッシュフォード学園の生徒会メンバーの記憶を塗り替えている。

そして黒の騎士団がギアス嚮団を襲撃した際、兄V.V.が嫉妬からマリアンヌ暗殺を企てたこと、そして今度はルルーシュの暗殺を独断で遂行したことを追求し、自分に嘘をついた報いとして彼から不老不死のコードを奪い去り、死に至らしめている。

そしてルルーシュとの直接対決に至り、C.C.からコードを奪おうとするが、C.C.がルルーシュの説得を聞き入れてコードの譲渡を拒否し、さらに蜃気楼の乱入によってアーカーシャの剣を壊され、そのまま行方不明となる。

しかしゼロによる「超合衆国日本」の宣言と時を同じくして本国に復帰。

シュナイゼルの進言を「俗事」と取り合わなかったことから、クーデターを計画されるも、それを無視して神根島に向かい、嚮団の残党を率いてアーカーシャの剣を修復。

そこで再びルルーシュと対峙し、自らの計画のすべてを語って聞かせ、あとから来たC.C.・マリアンヌ・枢木スザクらの前でアーカーシャの剣を起動させる。

しかし、ルルーシュに彼の求める世界が「自分たちにだけ優しい世界」だと論破され、さらにルルーシュがギアス能力を昇華させて「Cの世界」にギアスをかけ、アーカーシャの剣の軌道を停止させてしまう。

これによりアーカーシャの剣が崩壊をはじめ、「Cの世界」からも拒絶されたことから自身の肉体が崩壊を開始。シュナイゼルの作ろうとする世界への警鐘をルルーシュに訴えるも、ルルーシュに拒絶され、マリアンヌとともに完全消滅した。

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