雷鳴斬(サンダーバリアント)!!
概要
雷の一族に伝わる雷龍大系(サンダーシステム)を動力とした機兵。雷龍剣(サンダーソード)を抜く事が出来る継承者によって召喚される。
ドラゴン形態とロボット形態の二種類あり、「白金のハルバード」という武器を装備することで奥義「真龍覚醒(ドラグーンスティミュラー)」が発動し、ロボット形態になる(逆に言えばハルバードを喪失すると変形不可能になる)。ハルバートはグラナダ王国が主催する聖騎士選抜会の副賞になっていた。
雷龍大系は、SDコマンド戦記グレートパンクラチオンに登場するドラグナージークがメビウス銀河から持ち込んだ物で、ハルバードは彼がスダ・ドアカワールド十二神の一柱「武神デュエルカイザー」から与えられたものである。つまりメビウス銀河とスダ・ドアカの技術のハイブリッドとも呼べる機体で、聖機兵を始祖とするスダ・ドアカの機兵とは異なる存在とも言える。
この姿は不完全形態であり、もうひとつの龍機ドラゴパルサーと合体した「聖龍機マルスドラグーン」が本来の姿である(実際にはドラゴパルサーのパーツを装着した形態)。聖竜騎士としての実力に満たない者に合体はできない(ただしゼロガンダムの父親、竜騎士ファルコガンダムの様に修行のために敢えて聖竜騎士の力を封印し、マルスドラグーンになれないようにしていた事例もある)。
また召喚する竜騎士によって、細部の形状や機体の色には微妙に差がある(ファルコのドラグーンは「クラシックドラグーン」と区別されている)。
余談
遥か太古のデュエルカイザーが世界を守護していた時代から存在しており、黄金神スペリオルドラゴンと古代神バロックガンの争いにも干渉し、雷の一族は黄金神側に付いて参戦している。
聖機兵物語で機兵が世界に広まる前にも表舞台には出ずに、代々受け継がれ続けていた。
先代継承者のファルコはブリティス王国初代円卓の騎士であり、その本編7年前のザビロニア帝国侵攻時は諸事情で行方不明になっていたので参戦していないが、もしも彼が行方不明になっていなければ、機兵が全く無いこの時代にもう全部あいつ一人でいいんじゃないかな的な事になっていた可能性があるかもしれない。