あらすじ
名門の筋や素封家の子弟が入学する事で知られる英徳学園高校に、親の推薦により入学した一般庶民の牧野つくしだったが、学校は、道明寺財閥の御曹司・司、花沢物産の御曹司・類、日本一の茶道の家元「西門流」の跡取り息子・総二郎、日本の裏社会を仕切ってきた美作一族の後継者・あきらのF4(Flower 4―“花の四人組”)に牛耳られていた。
学校は、F4の親から多額の寄付を受けていたため、生徒達はもちろん教師達ですら彼らに逆らう事が出来なかった。つくしは、それに違和感を持ちながらも、平凡な高校生活を送ろうとしていた。
ところがある日、つくしはF4に絡まれている友人・遠藤真木子をかばった事が原因で、F4に赤札を貼られ、学校全体からいじめのターゲットにされてしまう。しかし、正義感の強いつくしは彼らの性根を叩き直さんとばかりに立ち向かって行く。
だが、道明寺はつくしのことを好きになってしまい、それからは彼女一途でそればかり……虐められ騙され続けたつくしの人生が、このF4によって変わり始めた。
次第に2人の思いは通じ合っていくが、様々な事情(楓が中心)が彼らの恋路を阻む。
登場キャラクター
主人公
F4
クラスメート
- 遠藤真木子(CV:岬風右子)
- 樹本君
- 浅井百合子(CV:清水よし子、ドラマ:瀬戸早妃)
- 菊池ほのか(ドラマ:斉川あい)
- 鮎原えりか(CV:梶川さほり、ドラマ:深田あき)
- 山野美奈子(CV:佐藤奈美、ドラマ:松岡恵望子)
つくしの家族
司の家族・道明寺グループの人物
つくしの友達
その他
アニメ
1996年9月から1997年8月まで全51話が朝日放送・テレビ朝日系列(ただし一部系列局除く)およびTBS系列局・フジテレビ系列局各約1局ずつで放送された。アニメーション制作は東映動画(現在の東映アニメーション)。
声優でない芸能人をやたらメインキャストに起用したことが、良くも悪くも話題になった。また、視聴率・商業成績共にお世辞にもよかったとは言えず、「ママレード・ボーイ」から始めたトレンディアニメ路線は、この作品をもって打ち止めとなった。今だったらこんなの、アニメになるんだったら深夜でしか出来ないからなあ。そうでなければ実写でしかないし・・・・・・・・(実際後述の通り、実写化された上にそれが大ホムーランかっ飛ばしちゃった)。
主題歌
オープニングテーマ
『普通の日曜日に』
菊田知彦、作詞:佐藤ありす 作曲:TSUKASA 編曲:西本明
エンディング主題歌
『ケンカのあとで…』
菊田知彦、作詞:里乃塚玲央 作曲:TSUKASA 編曲:西本明
『届くかな』
CaYOCO、作詞・作曲:CaYOCO 編曲:井上日徳
なお、「題名のない音楽会」前座枠で主題歌を男性が歌ったのは、これが最後となった(「後継番組「夢のクレヨン王国」以降は女性しか手掛けていない)。
ドラマ
- 花より男子 - 第1シリーズ。2005年10月21日から12月16日までで放映。全9話。最終回は22:00 - 23:09の拡大版。秋クールNo.1ヒットとなり、また平均視聴率も2005年放送全ドラマの中で4位を記録した。
- 花より男子2(リターンズ) - 第2シリーズ。2007年1月5日から3月16日まで放映。全11話。続編を望む視聴者の要望に答える形で制作された。初回は21:00 - 23:09、最終回は22:00 - 23:09の拡大版。
いずれもTBS系金曜ドラマ枠(金曜日22:00 - 22:54)で放映。2008年6月28日には、『花より男子F(ファイナル)』として映画化もされた。
第2シリーズでは番組ホームページで見たい原作のエピソードを募るなど視聴者参加型となった。10月下旬より撮影が始まり、11月下旬にはNYロケを敢行した。12月6日の記者会見では、松本潤、松田翔太、阿部力の日本チーム、井上真央、小栗旬のNYチームに分かれ、同局初の日本=NY間の衛星同時中継による会見が行われた。
主題歌
花より男子
2曲ともロングヒットとなり、共にオリコンで1位を獲得している。
主題歌:嵐『WISH』(ジェイ・ストーム)
作詞:久保田洋司、作曲:オオヤギヒロオ、編曲:CHOKKAKU
イメージソング(挿入歌):大塚愛『プラネタリウム』(avex trax)
作詞・作曲:愛、編曲:Ikoman/愛
花より男子2
前作同様2曲ともロングヒットとなり、共にオリコンで1位を獲得している。2007年3月のオリコン月間シングルランキングでは『Flavor of Life』が1位、『Love so sweet』が2位と1、2フィニッシュを決めた。
主題歌:嵐『Love so sweet』
作詞:SPIN、作曲:youth case、編曲:mugen。オリコン年間ランキングでは4位を獲得。
イメージソング(挿入歌):宇多田ヒカル『Flavor Of Life -Ballad Version-』
オリコン年間ランキングでは2位を獲得。
海外版
海外でも本作がドラマ化されている。
舞台はそれぞれの国とされており、登場人物の名前はもちろん、諸設定面で現地の文化などに合わせたアレンジがされていたりオリキャラの登場などがある。
2001年に台湾で「流星花園 -Meteor Garden」のタイトルでTVドラマ化。
メインキャスト男性4人が実際に「F4」というグループとして活動した。
2009年に韓国TVドラマ版「꽃보다男子(꽃보다 남자/コッポダナムジャ)」が制作,放映された。