概要
カナダの森林で自動車廃品回収業を営むトロイ・J・ハートビスはある日、グリズリー(灰色熊)に遭遇し襲われる。しかし、グリズリーは彼を突き飛ばしただけでなぜか彼を殺さなかった。トロイは、熊の真意を知りそして熊と戦いたい(建て前)と思うようになり、ロボコップのようなかっこいいパワードスーツの開発に着手する。日本では『世界まる見え!テレビ特捜部』での放送を期にメジャーとなった。
グリズリースーツのバリエーション
グリズリースーツ0号(試作型プロトタイプ)
ラグビーのスーツを自作で改造したもの。野犬と戦って力試ししたものの負傷した。
グリズリースーツ1号
スーツの完成型。防御力・機動力に優れスーツの体色は白一色。自動車の突進や複数人からのバット攻撃の連打にも耐えられるが、20mの崖から滑落してみた所、トロイは手首を骨折している。実際に小柄なクマと戦うべくゴミ捨て場に潜んでいたが、突然起き上った為、クマが逃走、勝負はできなかった。外見はなぜかガンダムのザクに似ている。
グリズリースーツ2号
1号の改良型で現状最強のグリズリースーツ。スーツの体色は黒一色で1号とほぼ同等の機動力と1号を上回る防御力を持ち格闘戦も可能で常人以上の攻撃力を持つ。防御力に難ありと判断され、熊とは対戦せずじまい。
グリズリースーツ3号
2号の発展型でスーツの体色は白と赤で宇宙服タイプとなった。ライフルの弾丸にすら耐える耐久力を持つが、機動力・攻撃力共に2号より低下しており、自立歩行はできるが「転んだら自力で立てない」という弱点を持つ。実際に人を襲って捕獲された隊長3m級の巨大な雄のグリズリーと檻の中で相対したが、トロイが恐怖して動けず対決はできなかった。なぜかその時、グリズリーはスーツの股間の辺りを舐め出していた。トロイ曰く「あいつ(あの熊)はいい奴だから戦えない」らしい。
グリズリースーツ4号~6号
いずれも3号とデザインはほぼ同じで自立歩行はできても立ち上がれないという弱点がある。
グリズリースーツ7号
最後のグリズリースーツで自立歩行可能だが、転んだら立てないという弱点は相変わらず解消されていない。火で燃やされながらも歩き続け、クレーン車からの瓦礫の落下の直撃にも無傷で耐えきる防御力を持ちギネスブックに「史上最強の服」として登録された。
番外
強化型外骨格バトルスーツ
仮称は「トロイスーツ」。トロイがグリズリースーツのノウハウを米軍に売り込むべく制作させた軍事用スーツ。体色は2号と同様に黒一色で機動力と防御力を併せ持ったスーツで素手でもグリズリーに勝てそうな代物であり、水中に潜んだりゲリラ戦に富んでいる。
備考
「熊と戦う」「熊に接近したい」というのはあくまで建て前でほとんどアメリカの番組によるやらせである可能性が高い。ただし、実際にグリズリーと相対したことはあるのも事実である。
結局、トロイはスーツの制作会社に借金してスーツを制作してもらっていた為、借金のカタにスーツを没収され裁判で争うことになり「クマと戦う」企画は白紙となっている。