マグマード・ドラグーン(Magmard・Dragoon)は、カプコンから発売されているゲーム・ロックマンX4及びロックマンX5に登場する、8大ボスの一人である。担当声優は長嶝高士。
人物像
異名:爆炎の武道家
龍型レプリロイド。イレギュラーハンター第14特殊部隊の隊長。
突如ハンター本部を脱走、レプリフォース側に加担した。
素手による体術を極めた武道家で、イレギュラーハンターとしての実力も指折りであり、上層部からの信頼も厚かった。
その一方でエックスやゼロとは以前から格闘技者として「命を賭けて本気で戦いたい、そして勝ちたい」という欲望を抱いており、その気持ちをシグマにつけいれられる。スカイラグーンの浮遊装置を破壊し、落下させた張本人。
撃破すると、名前は挙げなかったがシグマに唆された事、そしてそれに乗ってしまった自分の愚かさを謝罪する。こちらがライドアーマー・ライデンに乗った状態での戦闘が可能。
ロックマンX5にもトレーニングモードのボスとして登場するが、耐久力が低く、波動拳の速度も遅くなり、火山弾、昇龍拳を使わなくなっている。その時のボイスは、ライブラリにある長嶝高士のもので、エコーが無い。
彼はレプリフォース側のボスだが、体力ゲージのアイコンではシグマ側となっている。
使用技
波動拳(はどうけん)
「波動拳!」の掛け声と共に、炎を纏った波動を放つ。
上下に撃ち分けるのはサガットっぽい気がしないでもない。
昇龍拳(しょうりゅうけん)
「昇龍拳!」の掛け声と共に、炎を纏ったアッパーカットを放つ。
跳び蹴り
ジャンプ後、「てりゃぁ!」の声と同時に、跳び蹴りを放つ。
火炎放射
口を大きく開け、火炎を吐く。
壁蹴りでやり過ごすのが基本だが、上手く背後に回り込めると隙だらけなので一気にダメージを与えられる。
火山弾
「はぁぁ~~~っ!」と気合いを込めた後、火の玉をマグマへ投げる。
投げ込まれたマグマが柱となる。また、体力が低くなると、火山弾を隕石のごとく降らせる。
戦闘開始直前の台詞
「命がけで戦ってこそ意味がある!」
「力こそが全てだ!」
「今日こそお前に勝つ!」
その他
「波動拳」、「昇竜拳」といったストリートファイターシリーズのリュウそっくりな技を使う。
また、デザイナーによると上半身の数珠のようなものは豪鬼のオマージュであるとのこと。
ロックマンX3までは、8大ボスレプリロイドがモデルとする動植物は実在するものに限ると言う方針があったが、今作のドラグーンから架空の動物もモデルとして使われるようになった。
(ただし、絶滅しているため、現在は存在しない生物をモチーフとしているものは過去作に存在する。(ロックマンXのバーニン・ナウマンダーがその一つ。))
実はステージ中のライドアーマーを持ちこむ事が可能なため、上手く立ち回れば初期状態でも勝ちやすい相手だったりする。
弱点武器
エックス:ダブルサイクロン
ゼロ:雷神撃
弱点武器を持っているボスが、それぞれ異なっている。
獲得武器
ライジングファイア(エックス)
通常:「ファイア!」の掛け声とともに、拳を突き上げ、上方に炎を放つ。
放った直後は、エックスの前後にも僅かな攻撃判定が現れる(空中でも同じ)。
空中発射時のモーションの僅かな間は空中で静止するため、連続して使用すれば滞空時間を延ばすことができる。
また、特定の地形(樹木や氷)を破壊することができる。
チャージ:全身に炎を纏い、前方に飛び上がる。炎はジャンプの頂点に達すると、通常時のように上空に放たれる。
空中で使用した場合は2段ジャンプの形になる。発動から炎が放たれるまでの間、エックスは無敵になる。
地形に頭をぶつけると中断される。
モーションが昇竜拳と酷似している。
龍炎刃(りゅうえんじん)(ゼロ)
地上で、上+必殺技ボタン。
上方向に対し、炎をまとったゼットセイバーで斬りつける技。
一部の地形(樹木や氷)を燃やすことも可能。
通常斬りからキャンセルで出せる。