ラーマーヤナ
らーまーやな
ラーマーヤナとは、古代インドの民族叙事詩の一つで、主に南アジア・東南アジアに伝えられている。
概要
サンスクリット語で書かれており、全7巻で総行数は48,000行に及ぶ大長編である。
ヒンドゥー教の聖典の一つでもあり、『マハーバーラタ』と並ぶインドの2大叙事詩の1つ。
ラーマーヤナの意味は『ラーマ王行状記』。
主なあらすじは、コーサラ国(古代インドの十六大国の1つ)のラーマ王子が、誘拐された妻シーターを、ラークシャサ(羅刹)の王ラーヴァナから奪還する様子が描かれた物語であり、現代においても、絵画・彫刻・建築・音楽・舞踏・演劇・映画など多くの分野において、インドのみならず古くからインド文化を取り入れてきた東南アジア諸国にも深く浸透し、影響力を持っている。