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想像力が足りないよ

そうぞうりょくがたりないよ

「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」の登場人物、ヒガナの名言(?)。

概要

※以下ネタバレ注意

「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」エピソードデルタの新キャラクターヒガナの放った名言(?)

わかりやすく言うとツワブキ・ダイゴソライシ博士への皮肉にして決め台詞である。

デボンコーポレーションはホウエン地方に衝突する隕石の対策として、自社製の転送装置を使うことを計画。

だがこの装置は、かつてのカロスの王が使った最終兵器と同等以上のポケモンの生体エネルギー(∞エナジー)が使われており、しかもどこへ転送されるかは全くわからない。

これに不満を持ったヒガナは転送装置を破壊。主人公たちに隕石を止める術の無い並行世界へ飛ぶ可能性を示唆した上で、この言葉を言い放った。

「目先の技術にとらわれた現代の人間」に対する皮肉をこめた言葉と言える。

賛否両論

しかしヒガナの祖母がバランスといったように、当の彼女自身にも想像力が足りない部分がある。

結果的にヒガナの目的である「レックウザを呼び寄せてメガシンカさせて隕石を破壊してもらうこと」という目的自体はエピソードデルタの最終目的であり、主人公が代わりにメガレックウザを捕獲したもののヒガナの目的自体は決して間違っていない。

しかしヒガナ自体が賛否両論である。彼女自身については当該記事を参照のこと。

  • 情報隠蔽
    • 「隕石を飛ばす」というプランが間違っているのは結果論から行くと事実である。エピソードデルタ自体、ヒガナのプランである「レックウザをメガシンカさせて隕石を壊してもらう」自体は主人公に引き継がれていた。
    • しかしヒガナはその情報を隠蔽し、自分だけが知っている情報をちらつかせて馬鹿にしたいだけと受け取られない態度を取っている。
    • ヒガナが個人的にダイゴに対して嫌いな理由があるにしても、主人公やお隣さん、ソライシ博士には友好的な語り方をしている。だがソライシ博士にはレックウザの存在を話さず、お隣さんにも「いい人」と認めながらも交渉せず強盗まがいの襲撃でキーストーンを奪っている。
      • 少なくとも「レックウザを呼ぶためにキーストーンを集める」ために協力を要請した方が効率が良いのではないか?という想像を働かせるのは難しいことではない。
  • 態度
    • 主人公がヒガナに隕石の対策について問われる場面があるが、この時どんな返答をしてもストーリーを進める都合上仕方がないのかもしれないが「想像力が足りないよ」と一蹴。
    • レックウザが本当に現れるかどうかも不透明で、更にグラードン(カイオーガ)のように暴走するなどしてこちらの言うことを聞かなくなる可能性もある。
    • 実際に後述の通り「予想外の事態」が起こり愕然とすることになる。主人公に隕石を預けていたおかげで助かったもののヒガナ一人ではレックウザがメガシンカさせられなかったことを想像するのはたやすい。
      • こういった場合、万が一のために対処方法は多いほど良いのは明白である。ヒガナ自体はダイゴこそ嫌っていても主人公やソライシ博士には友好的な面を見せるのに、このような挑発的な行動を取ればマイナスにしかならないことは想像しやすいだろう。
  • ヒガナ自身のミス
    • 空の柱にてレックウザを降臨させた後。 ヒガナは早速メガシンカさせようとするが、なぜかできない。 レックウザは長い時を経てメガシンカできるだけの力を失っていたのである。
    • グラードン(カイオーガ)は問題なくゲンシカイキによる力を発揮しただけに、本人にとっても想像力が足りないこととなり、ヒガナはがっくりと膝を落とし、愕然としてしまう。
    • ただし、主人公が持っていた「いんせき」を「なくさないでちゃんと持っておきなよ」と忠告する場面があることから、主人公が「いんせき」を持っていたことを単にド忘れしていただけという可能性も否定できないが、主人公の周辺人物に喧嘩を売り続けており追いかけてくれるかどうかも定かではなかった。
    • 人間はミスをするものであるが他人を煽りつづけてきた癖に自分にも降りかかってくることを人はブーメランと呼ぶ。
  • 並行世界の実在
    • そもそも、科学的根拠に基づいて対策を進めていたデボン社に対し、一族の言い伝えを論拠に反対することからまず無理がある。
    • 「平行世界への影響」を例に挙げる事自体、非現実的で説得力がなく、何も知らない人に言っても理解してもらえるはずがない
    • というよりもストーリー上でヒガナはレックウザをメガシンカさせる事を空の柱劇場で主人公に語りかけるまで何も言っていないため、「犠牲の少ない代案(メガレックウザ)」を所有していたにもかかわらずソライシ博士やダイゴにそれを提案していないのである。自分だけが知っている情報を披露したかっただけではないのか?と思われても仕方ないだろう。
    • そもそも流星の民はレックウザにまつわる民なので並行世界とどのような関係にあるのかも想像を働かせても難しい。第一ヒガナはGBAのホウエン地方には存在していない。
    • エピソードデルタにフルで投入されたシナリオライターが、ヒガナに対して賛否が分かれるような脚本を作った事も意識的なのかもしれない。その流れに乗ってヒガナに「反感」を抱く事は決して「想像力が足りない」と言えるものでもない。
    • ダイゴもソライシ博士もヒガナ自身も想像力が足りないとは言えないだろう。なにせ2015年1月現在のORAS中に『並行世界』はヒガナのテキストにしか実装されていないのだから。
    • あくまで現状では「並行世界」の存在は二次創作の妄想設定でしかないので留意されたし。伏線らしき言い回しだが結局ヒガナの台詞でしかそれを語りきれていないのである。
    • ヒガナの想像が実在しているものかは今後登場するであろう幻のポケモンなどの設定開示に期待しよう。
  • なお並行世界があるとGBA版のホウエン地方であると仮定した場合、そちらの世界ではダイゴの父親であるツワブキ社長は会社の利益を捨ててでもゴニョニョ(=ヒガナの大切な人のNN「シガナ」をつけられ代わりに可愛がってるポケモン)の生態系を守ろうとしたほどの人物であるとエントリーコール時に明言されているのだが……。

ネタ的な側面

基本的に「煽るためだけ」の台詞である。

そのためネタで使うにしても喧嘩が始まりかねないため注意が必要なネタである。

ただし何かと使い勝手がいい事から、このタグが付いた作品のほとんどがネタ絵である。

『想像』つながりでこの人と絡めたネタにされることも。

「流星の民といえど、想像が足りなかったようだな!」

しかし煽り方はこの人に近いのではないかという意見もある。

なお「俺の屍を越えてゆけ2」などを生み出した桝田省治氏は、「考察が足りないよ」という名言を語った事がある。

もしかするとシナリオの貫田氏が桝田氏から何かしら影響を受けて、この煽り文句を考えたという「想像」をしてみるのも面白いだろう。

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