CV:阪口大助
概要
作中の敵組織『加藤機関』の私設部隊8番隊隊長を務める幹部の一人。低身長かつ肥満体で、周囲の人間に「気持ち悪い」と感じさせるほど不快な雰囲気を纏った男。
かつて上海にて大規模な爆破テロを実行し、2万人の命を奪ったテロリストでもある。
常に丁寧語で喋り物腰も柔らかだが、その本性は傲慢かつ残忍な卑劣漢であり、加藤機関の組織的テーマである「想像力」に異様に固執し、自身の想像力に絶対的な自信を持っている。
一方で尊敬する上司・加藤久嵩を除く全ての組織の仲間を「想像力の欠如した愚物」と見下して信用しておらず、直属の部下を一人も持っておらず、任務の際には常に単独で行動している。
先述の上海でのテロも「自分の想像力を試す」「自分を買ってくれる組織へのアピール」を目的とした何とも自分勝手なもので、実際に収監先の刑務所で久嵩のスカウトを受けて機関に入った。
また、先述の理由から機関の仲間さえ見下している陸にとって、一般の民間人など「存在価値のないゴミ」に過ぎず、曲がりなりにも「人々に想像力の重要性を知らしめる」という目的の下にテロを実行している他の幹部とは異なり、殺戮行為を心底から楽しんでいた。
しかし、その実態は「想像力」と「思い込み」をはき違えているハリボテの自信家に過ぎず、この齟齬からJUDAに連敗を喫し、己の過ちを認められないまま機関の意向さえ無視した暴走を始め、最終的に因果応報な悲惨な最期を遂げることとなる。
このような下劣な人柄から、同僚幹部らに毛嫌いされていたのは当然ながら、唯一尊敬していた久嵩にさえ「何れ使い捨てにする予定の駒」程度にしか見られていなかった。