概要
インド神話における太陽神の一人スーリヤが護法神として取り入れられたもの。
「日天」は漢訳仏典での表記である。
月天と共に、インド占星術に由来し、同じく仏教に取り入れられた九曜(ナヴァグラハ)や方位の守護神たる十二天の一人としても名を連ねる。
さらにこれに明星天を加えた「三光天子」は『法華経』の守護神とされる。
仏教においては観世音菩薩の化身(天台大師・智ギ著『妙法蓮華経文句(法華文句)』)ともされる。
日本神話の天照大神の本地が、当初は観音菩薩(十一面観音)とされていたのは、観音と太陽神を結びつける発想がもともと仏教内にあったためだと考えられる。
関連タグ
雨宝童子(アマテラスの化身たる天子・少年神)