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シンフォギアの用語一覧の編集履歴

2015-08-09 01:08:35 バージョン

シンフォギアの用語一覧

しんふぉぎあのようごいちらん

『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズの用語一覧。

概要

テレビアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズの作中やサイトの用語解説に登場する用語を解説する。

放送中作品であるため、追記する新情報がありましたら更新お願いします。

ネタバレ記事も含まれるため閲覧は要注意。















  • アームドギア

シンフォギアの主武装。

可変・可動のギミックを内蔵し、行使する技や使用方法に応じて、形態を変化させることもある。

槍(ガングニール)や刀(天羽々斬)といった、元となる聖遺物の形態と同時に、装者の心象も、その形成に大きく影響を与えている。


  • アウフヴァッヘン波形

聖遺物、あるいは聖遺物の欠片が歌の力によって起動する際に発する、エネルギーの特殊な波形パターン。

適合者がシンフォギアを身に纏うたびにも発せられている。聖遺物ごとに波形は異なっており、パターンを照合することによって、その種別を特定する事も可能である。


キャロル一派が錬金術で生み出された新種のノイズ。詳細は個別記事を参照。


  • 魔法少女事変(アルケミックカルト)

キャロル率いる自動人形やアルカノイズの集団による世界滅亡計画「万象黙示録」に関する一連の騒乱。


  • Anti_LiNKER(アンチ・リンカー)

LiNKERとは逆にギアの適合係数を一時的に引き下げる事を目的にウェル博士が開発した薬品。

ガス状に散布する事で適合者達に気付かれる事無く投薬し、その戦力を削ぐ事が出来る。

適合係数の低下は、シンフォギアからのバックファイア低減率も低下させる為、それだけで装者の戦闘力を大きく殺ぐ猛毒になる。


  • イグナイトモジュール

強化型シンフォギアの追加武装。

キャロルが率いる自動人形とアルカ・ノイズに対抗するために、エルフナインからもたらされた錬金術とダインスレイフから構成されている為、シンフォギアシステムにない新機能を搭載されているが、詳細は不明。


  • 位相差障壁

ノイズの持つ特性の一つで、存在を異なる世界にまたがらせることで、 通常物理法則下にあるエネルギーを減衰〜無効化させる能力。

過去にあったノイズとの交戦記録にて、こちらの世界に対する存在比率が増す攻撃の瞬間にタイミングを合わせることで撃退した例や効率を考えず間断なく攻撃を仕掛けることで駆逐した例などがあるのだがいずれも、ノイズに対する有効な対処法とは言い難く、人体の炭素転換能力以上に、ノイズが圧倒的な脅威と目されている要因である。

現状、位相差障壁をなきものとしているのは、シンフォギア・システムだけで、ノイズに対抗するシンフォギア・システムから繰り出される攻撃は、インパクトの瞬間、複数の世界にまたがるノイズの存在を「調律」し、こちらの世界(通常物理法則下)に無理矢理引きずり出すことで位相差障壁を無効化、ロス無くダメージを与える機能が備わっている。

また、諸外国の研究では、いまだノイズの特性である位相差障壁すら理解の埒外にあるのだが、櫻井理論においては、すでに解析はおろか突破・超越しているのが実情である。

  • F.I.S.

フィーネこと櫻井了子の米国通謀を切っ掛けに米国が発足した米国連邦聖遺物研究機関。

取り扱う研究内容の性質上、非常に排他的で機密性が高く、秘密結社めいた側面が色濃いのが特徴。また、日本政府がシンフォギア関連技術を開示する以前より存在しており、独自系統のシンフォギアの開発にも成功している。

シンフォギアを個人の才に左右される「歌による起動」ではなく、機械的かつ安定起動させる方法の確立の為に多大な時間と予算を割いてきた(この研究は一応の成果は見せたものの、コントロールが難しくまた歌を介した起動でないと大きな出力が見込めないという結論から研究規模は縮小された)。

また、F.I.S.の擁する適合者はレセプターチルドレンと呼ばれるフィーネの血族の末裔にあたり、新たなフィーネの誕生を観測する為の一種の実験材料として扱われていた。

米国政府の直轄組織であるが、故に米国政府の隠蔽する不都合な事実を知った一部研究者達が武装組織として蜂起する事になる。


キャロルの創造した人型の自動人形。詳細は個別記事を参照。


  • 快傑☆うたずきん!

半年前より連載を開始し、単行本一巻が発売されて間もなくアニメ化企画が進行する程の人気を誇る少女漫画。キャッチフレーズは「300万乙女のラブソング」。

エルフナインと対面したクリスが、自身の正体を隠す際にこの名を使用した。

S.O.N.G.所属のシンフォギア装者の活動に伴い、彼女たちに助けられた人々が「被災地に聴こえる歌」と「少女たちの姿」を語るようになった事から、各地にに広まったウワサ話を下に敷きつつ、政府機関の要請で広告代理店が企画をまとめ、大手出版社からコミックとして世に出された。

本来シンフォギア装者達の存在は守秘義務契約や情報操作によって秘匿されるべきものなのだが、人の口に戸は立てられない事からかつての「口裂け女」や「人面犬」のように都市伝説をあえてメディアが扱う事で大衆が懐く意識をフィクションと塗り替える事になったのが、本作の企画の経緯となった(この試みは結果的に成功し、装者の存在が世に出るリスクを最小限に抑えている)。


  • カ・ディンギル

フィーネが密かに建造していた、塔を模した巨大な荷電粒子砲。

「天を突く魔塔」とも称され、文字通り天にも到達し、一撃で星をも破壊する砲撃を放つことができる。無限にエネルギーを発生するデュランダルを動力としており、何度でも発射が可能である。

存在を隠匿するため、リディアンから特異災害対策機動部二課本部をつなぐエレベーターシャフトにカモフラージュして建造されており、フィーネはこれにより「バラルの呪詛」の源である月を破壊することで、世界を統一することを目論んでいた。

しかし、月への砲撃をクリスに阻止された挙句、翼の捨て身の絶唱により二課本部諸共破壊されたが、響達装者とフィーネが複数の聖遺物を用いて激闘を繰り返した末、そのエネルギーが周辺環境に残留し、原子力汚染よろしく生命の生育しない環境と化し、以後同地はエネルギー残滓除去の目処がたつまで、「特別指定封鎖区域」として閉鎖、立入禁止となった。

しかし、この事件が後に新たな事件を引き起こす事になる。


  • 強化型シンフォギア

エルフナインの立案したシンフォギア強化改修計画「Project IGNITE」により強化改修されたシンフォギアシステム。破壊されたエネルギーコンバーターを修復する他、出力を引き上げる改造をはじめ、新機能「イグナイトモジュール」が追加搭載される。

強化改修された天羽々斬とイチイバルのシルエットには従来のものと比較して一部に差異が見られる。

イグナイトモジュールはキャロルが率いる自動人形とアルカ・ノイズに対抗するための新機能だが、装者の生命に脅かす危険性を有している模様。


  • 小滝興産

3話にて緒川から響に手渡された名刺に記されている芸能事務所。

二課が創設したダミーカンパニーの一つ。


  • 櫻井理論(さくらいりろん)

シンフォギアを初めとする異端技術「聖遺物」の動作やノイズ発生に関する提唱。

櫻井本人が提唱した独自の理論であり、多くの国がそれを狙うほど重要な鍵を握る。


  • 私立リディアン音楽院

海を臨む高台に建てられた私立の音楽学校。

基本、小中高一貫教育を掲げているが、 中等科、高等科への切り替え時に外部の生徒を編入させることもある。

女子校であり、遠方よりの越境入学者のために学生寮も備わっており、学生寮は、高台を降りて少し歩いた距離のところにあり、響や未来をはじめ、たくさんの生徒がそこから通っている。


実は特異災害対策機動部二課が作戦行動するにあたり、 様々な便宜をはかるべく設立された会社組織の総称「ダミーカンパニー」の一つで、本来の目的はシンフォギア装者の選出及び音楽と生体から得られる様々な実験データの計測を行っていた。

後に新設された学園ではそれらの機能は現在、一時的に凍結、二課の意向により廃止の方向に進んでいる。


  • 私立リディアン音楽院高等科

私立リディアン音楽院で高等科のみが独立した敷地。劇中年で設立10周年を迎える。

生徒数は、高等科のみで、約1200名。

通常は、高等学校としてのカリキュラムの中に音楽科を設けるものであるが、リディアン音楽院は、まず各種音楽教科を中心に据え置き、そこに一般教科を組み込むという独自のスタイルとなっており、それだけ、音楽に力を入れた特別な学校ともいえる。


総合音楽教育以外にタレントコースが特設されているのもひとつ特徴で、トップアーティストの風鳴 翼が在籍していることでも有名であり、彼女に憧れて入学・編入する生徒があとを絶たないとも伝えられており、響もその一人である。

また、政財界から寄付金を募ることで、私立学校でありながら学費が非常に安く抑えているのも特徴となっており、多くの学生に対して広く門戸を開いている要因となっている。


  • シンフォギア

聖遺物の欠片から作られたFG式回天特機装束。詳細はシンフォギアを参照。


  • 聖遺物

世界各地の伝説に登場する、超古代の異端技術によって作られた結晶。通称「ブラックアート」。

現代の技術では製造不可能で、遺跡から発掘される物は破損が激しい欠片の状態のものが大半を占めており、従来の力を遺した物はほとんど存在しないが、損傷が少なくほぼ完全な姿を保っているものは「完全聖遺物」と呼ばれるものが僅かに存在する。

通常時は力を発揮しない基底状態にあるが、聖遺物の力を引き出す素質を持つ者=適合者による歌によって、『アウフヴァッヘン波形』と呼ばれる固有の波形パターンと共に起動し、励起状態となってその力を解放することが可能となる。

また、損傷が少なくほぼ完全な姿を保っているものは『完全聖遺物』と呼ばれており、一度起動すれば、適合者の歌を必要とせずとも常時100%の力を発揮するのが特徴である。ただし起動には相応量の『フォニックゲイン』と呼ばれるエネルギーが必要であり、これを満たすには適合者が長期間の努力を試みる必要がある。


  • 絶唱

装者がシンフォギアの力を限界以上に解放する歌。

増幅したエネルギーをアームドギアを介して一気に放出する。その力の発現はシンフォギアごとに異なるが、共通して発生するエネルギーは凄まじく、ノイズを始めとするあらゆる存在を一度に殲滅し得る絶大な効果を発揮する。

しかし装者への負荷も生命に危険が及ぶほどに絶大で、反動ダメージは装者の適合係数の高さに伴って軽減されるが、そもそも適合率の高い適合者自体が稀でありLiNKERの負担や、追い詰められた状況で使用される負担やダメージもありいずれにせよ大きなダメージは避けられない。アームドギアを介さず自身から直接放つことも可能ではあるが、エネルギー運用効率が悪い上に跳ね返る負荷もさらに高くなる、まさに「自爆」用途での手段となる(正規適合者である翼は一度この方法で絶唱を歌ったため、一時期絶対安静の状態にまで追い込まれている)。


  • 潜入美人捜査官メガネ

調と切歌がリディアン音楽院の秋桜祭に潜入する際にも用いたパーティグッズ。

Gでは名称はなかったが、GXにて名称が明かされた。

これを装着すると誰に見とがめられることなく目的地までの到達を可能になると、本人達は少なくとも信じきっているが、実際の効果は不明。


  • S.O.N.G.

特異災害対策機動部二課を再編成した国連直轄の超常災害対策機動タスクフォース。『S.O.N.G.』とはSquad of Nexus Guardiansの略称。

作戦指揮を執る風鳴弦十郎以下、旧二課のメンバーはそのまま在籍しており、この事からも特殊性の高い機関であることがうかがえる。

直轄組織が日本国から国連に推移した事もあり、安保理が定めた規約に従って日本国外での活動が認められるようになった。

本部は二課仮説本部の同型艦を使用し、高い機動力を以って災害救助を実行する。

ルナ・アタックやフロンティア事変、聖遺物に関連した二度に渡る大規模な超常脅威に対し、広範囲で即応するために発足されたが、その裏では日本政府が保有する異端技術を出来る限り目の届くところに置きたいという各国政府の思惑も絡んでいる。


  • 東京スカイタワー

数年前に開業開始した、日本で最も新しい電波塔。全長634メートル。

一般に周知されていない機能として、 政府の非公開組織が活動時に使用する映像や交信といった電波情報を統括制御する役割が備えられており、特異災害対策機動部二課も例外ではなく、ここを破壊される事でその行動に大きく制限を課せられることになる。


  • チフォージュ・シャトー

キャロル一派が世界を分解するために作り上げた大型装置にして拠点。その名は「夜ごと悪徳に耽った忌城」を意味する。

様々な聖遺物や聖遺物由来となる異端技術を繋ぎ合わせて作られており、起動と稼働、制御に必要なトリガーパーツとなる聖遺物を組み込む事で、世界を分解するワールドデストラクターとしての機能を発揮するが、現在は建設中である。

エルフナインはチフォージュ・シャトーの一部の建造を任務としており、そのために必要な最低限の錬金術をインストールされた上で作業に携わっていたが、その最中に計画の真意を知った為、キャロル達の下から逃走した経緯を持つ。


  • 適合者

聖遺物の欠片を歌によって起動させ、アンチノイズプロテクター・シンフォギアとして身に纏うことができる人間。

適合者とカテゴライズされるのは翼ただ1人であり、奏と響は、後天的要因によるイレギュラーな存在となっている。

また、日本政府は現在も秘密裏に適合者選抜を行っているのだが、適合者の絶対数が少ない事に加え、シンフォギアの存在が機密ということもあり、なかなか進んでいない状況である


  • 東京番外地・特別指定封鎖区域

旧・私立リディアン音楽院の敷地、およびその周辺で、住所を定める番地の一切が剥奪され、現在、日本政府の管理の下、特別指定封鎖区域とされている。通称「カ・ディンギル址地」。

三ヶ月前、響たちとフィーネが激闘を繰り返した決戦の地であり、複数の聖遺物が発し、ぶつかりあった高レベルのエネルギーは、まだ周辺環境に残留し、 草木の生育が著しく困難な荒野を生み出しており、現在、エネルギーの残滓を除去する計画が立てられているが、その目処がたつまで、一般人の立ち入りが禁止されている。


  • 二課仮設本部

三ヶ月前の激闘にて機能不全となった特異災害対策機動部二課が、新たな本部施設の完成までの期間、 新造された次世代型潜水艦内に仮設される事となった本部。

ノイズ発生の検知システムや、シンフォギア・システムの各種バックアップなど、 主だった機能はそのままとしつつも、機密性と機動性を大幅に強化しており、さらに緊急時に脱出装置も完備している。

艦内には、医療施設や生活居住区、娯楽施設までもが設けられており、作戦遂行における長期間の搭乗であっても、装者や職員たちの健康を損なわないよう配慮されている。

また、艦に備えられたミサイルはシンフォギア装者やエージェントを素早く現場へ運ぶ為の足としても使用される。

フロンティア事変で大いに活躍し、フロンティア崩壊と共に運命を共にしたが、後に新たに新造された同型艦が配備された。


  • 二課医療施設

二課本部に隣接されている医療施設で、表向きは総合病院の体裁を取っており、私立リディアン音楽院高等科に隣接している。

戦闘で傷ついたシンフォギア装者を治療する以外にも、ノイズによる負傷者や死亡者についてのデータを収集している研究機関としての側面も持つ。


シンフォギア装者の敵。詳しい詳細はノイズの項目にて。


  • バリアコーティング

シンフォギアシステムより発せられる振動・音波の障壁によって、ノイズの持つ特性のひとつである「人体の炭素転換」を無効化、装者個人だけではなく、装者を中心に据えた周辺にもバリア効果を及ぼしているのも特長で、バリアのコーティング範囲は、シンフォギアシステムからの音楽が届く範囲であり、この中にいるノイズは変質し、炭素転換能力が低減されるが、コーティングするバリアが音楽で形成されている為、 装者(シンフォギアシステム)から離れるほどその効果の程は失われていく弱点も有し、周辺への作用はあくまでも低減であり無効ではないため、戦術レベルにおいては、補助的なものとである。


  • 万象黙示録

キャロル率いる自動人形やアルカノイズの集団による世界滅亡計画。

「もっと世界を識るんだ」と遺した父イザークの言葉を命題とし、キャロルの出した答えが、世界を壊して万象黙示録を完成させる事であるが、その全貌・詳細はいまだ不明である。


『戦姫絶唱シンフォギアGX』第3話にて挿入された挿入歌。詳細は個別記事を参照。


  • Project:N(プロジェクト・ネフシュタン)

特異災害対策機動部二課が完全聖遺物であるネフシュタンの鎧を起動・解析することで、 櫻井理論をさらに発展させ、 より効率的なノイズへの対抗手段へと昇華させようとする計画。

ツヴァイウィングの公演中、ライブ会場の別室に設けられた実験室にて「ネフシュタンの鎧」の起動実験が行われていたが、起動直後に暴走してしまい、さらにノイズの大量発生や相同の最中でネフシュタンの鎧の紛失も重なり、失敗に終わる。


  • Project IGNITE(プロジェクト・イグナイト)

シンフォギアシステムを無力化するキャロル達錬金術師陣営に対抗する為、エルフナインが立案したシンフォギア強化改修計画。

聖遺物たる魔剣ダインスレイフの欠片を用いる事で、シンフォギアを強化改修する対抗策であり、単純な強化改修にとどまらず、新機軸の機能が追加されるが、代償を伴う危険性も有している。


  • フロンティア

遥かな昔、カストディアンが異なる天地より飛来してきた際に用いたと伝えられる星間航行船のひとつ。

正式名称は「鳥之石楠船神」。日本神話に登場する天翔ける船の聖遺物であり、日本近域の海中深くに、古代の超常術式によって封印されている。

各部が独立機能したブロックとなっており、それらが複合的に組み合わさる事で巨大な構造体となる複合構造船体を採用しており、用途に合わせた機能拡張が容易となっており、トラブルに見舞われた際にそのブロックを切り離す事で外科手術的な即応が可能となっているという利点がある一方で、ブロック単体では一体成型の構造体と比較して耐久性が脆弱という欠点を内包している。

武装組織「フィーネ」(F.I.S.)が月の落下に伴う極大災厄から人類を救い導くべく追い求めていた巨大な星間航行船であり、フロンティア計画の鍵。

本来フィーネ(了子)が月破壊後、起こり得る重力バランス崩壊よりパニックに陥る人類を支配するための新天地として、封印解除手段である神獣鏡及び、再起動手段であるネフィリムと併せて確保していたもの。


  • フロンティア事変

武装組織「フィーネ」を名乗る米国聖遺物研究機関F.I.S.の一派が日本海沖に眠る先史文明期の遺跡、通称「フロンティア」を起動し、ルナアタックが引き起こす、来たるべき月の落下より地球人類を存続させる計画に端を発した一連の騒乱の総称。

ライブステージ「QUEENS of MUSIC」における、メインアーティストであったはずのマリアによるノイズを指揮しながらの武装蜂起宣言を発端に計画は開始されたが、米軍やウェル博士などの国家や個人の思惑が複雑に絡みあい、計画は変容を繰り返すものの、F.I.S.はフロンティアの再起動には成功する。

しかし自身の欲望に溺れるウェル博士の暴走によって、むしろフロンティアの力で人類は破滅の一途を辿ることとなるが、ナスターシャの尽力、シンフォギア装者、そして地球人類70億人の歌が引き起こした奇跡によって、月落下の直接的回避、ネフィリム及びフロンティアの消滅、そして副産物としてバビロニアの宝物庫に収納されていた認定得意災害・ノイズの根絶という結果となり、死亡したナスターシャを除くF.I.S.メンバー全員の逮捕・拘束を以て一応の事態集束に至る。

その後、月落下の情報隠蔽やF.I.S.の組織経緯といった、その裏側にある諸々の隠蔽・口封じを狙う米国政府の主導のもと、逮捕されたメンバーの裁判を行い、未成年である調や切歌を含めた全員の死刑適用を前提に進められるも、斯波田の駆け引きによってマリアたちの処罰を回避され、F.I.S.の存在そのものを隠匿、回り回ってメンバーの罪状は消滅することとなった。

そして彼女らの象徴として全世界中継で蜂起宣言を行った歌姫マリアに「フロンティア事変の英雄」として立ち回ることを強いられ、調、切歌、そして響といった未成年者の友を暗に人質に取られる形で国連側の取引に応じた末、国連からテロ組織に潜入していた国連のエージェントであったと公式発表され、その象徴的存在としての役割を演じ続けることで幕を閉じることとなった。


  • ホムンクルス

キャロルの錬金術の奥義によって生み出された創造した人工生命体。

キャロルはこれに記憶を転写し続ける事で数百年の時を生きながらえてきた。その性質上、キャロルが自分の記憶を転写するのは完璧以上に完成した躯体のみとなり、それに値しないと判断された「廃棄物」は労役や生体実験の為に用いられる。エルフナインもその一人であり、限定的な錬金術の知識をインストールされ、キャロルの計画の為の労働力とされた。


  • 魔剣ダインスレイヴ

エルフナインが持つ小さな匣に収められたドヴェルグ=ダインの遺産。唯一錬金術に対抗できるとされる聖遺物の破片。

これが収められた匣は多重封印(ルマルシャン)型ミレニアムパズル構造を成しており、このダインスレイヴが如何に危険かつ重要な存在であるかをうかがい知る事が出来る。

なお、匣の表面には『水』を意味するラグズ、『財宝』『家畜』を意味するフェフ、『巨人』『怪物』を意味するスリサズの三種のルーン文字が刻まれており、そのまま読めば「水の財宝の怪物」となる。

ひとたび抜剣すると犠牲者の血を啜り尽くすまで収まらない殺戮の魔剣・ダインスレイフの伝承を持ち、聖遺物の中でも危険なものである事が伺える。

後にエルフナインが立案したシンフォギア強化改修計画「Project IGNITE」に使用された。


  • model_K(モデル・ケー)

聖遺物及びシンフォギアへの適合係数が基準値に満たない者を、投与によって係数不足分を補い人為的に適合者へと仕立てるための制御薬「LiNKER」の試作品の一つで、かつてのガングニール装者である天羽 奏を被験者として研究・調整されたもので、適合係数の不足値を補う事は可能だが、身体への負荷も大きく、危険度も高く、使用者の命をすり減らしかねない諸刃の剣でもある。

後にメディカルルームにて予備として十数本も常備していた模様。


  • 融合症例第一号

観測対象である立花 響を表す名称。

約二年前、ライブ会場での事件にて、ガングニールの破片が響の心臓付近に食い込んだまま、摘出不可能となり、その後、エネルギー還元とシンフォギア化を繰り返すことによって、

そのまま体内に固着・融合した状態となり、まるでガン細胞のように広く侵食して、響の肉体を変質させ、爆発的なエネルギー出力や特異な回復力等、常人を大きく逸脱したパワーの源として機能を発揮するようになった。

ガングニールより発せられる膨大なエネルギーにより 響の代謝機能をも爆発的に加速させ、失った左腕を再生させるという離れ業まで見せるのだが、さらなる融合深度の促進を招くことになり、


  • ライブ会場の惨劇

本編の2年前に起きたツヴァイウィングの公演中に認定特異災害ノイズが大量発生した事件。

その場には、観客、関係者あわせて10万を超える人間が居合わせており、ノイズの襲撃を受け、全体の1/3程度が死亡し、残りは逃走中の将棋倒しによる圧死や、 避難路の確保を争った末の暴行による傷害致死により死者、行方不明者を合わせ、12874人にのぼる大惨事であった。

死者の中にはツヴァイウィングのひとり、天羽奏も含まれており、 これを契機として、ツヴァイウィングは解散となる。

この事件で生存者に向けられたバッシングがはじまり、被災者や遺族に国からの補償金が支払われたことから苛烈な自己責任論が展開、気持ちを煽る華美な修飾語の数々に踊らされた人々は、

正しさを振りかざし、主にインターネット上に持論を繰り広げ、それはやがて、この事件に関係もなければ興味もない人間までも巻き込み、善良な民衆が懐く市民感情はどこまでもねじれ、肥大化し、ただ「生き残ったから」という理由だけで、惨劇の生存者たちを追い詰めていくなど、悲劇を連鎖していくなど、今もってなお、多くの人々の心に傷を残している出来事である。


またその裏では、 特異災害対策機動部二課による「ネフシュタンの鎧」の起動実験がツヴァイウィングの公演中、ライブ会場の別室に設けられた実験室にて行われていた。


完全聖遺物であるネフシュタンの鎧を起動・解析することで、 櫻井理論をさらに発展させ、 より効率的なノイズへの対抗手段へと昇華させようとする計画「Project:N」が開始していたが、起動直後、ネフシュタンから膨れ上がるエネルギーを安全弁が抑えきれず、 暴走、ライブ会場内にはノイズが大量発生させてしまう結果になってしまい、騒動の最中で、 ネフシュタンの鎧を失われてしまう。

聖遺物の暴走やノイズの強襲などから関連の無い二つの出来事の連続性に、 事故や紛失ではなく、事件及び何者かによる強奪等、 関係者内には陰謀論も根強く残っている。


  • LiNKER

シンフォギアの正規適合を果たしていない者でも、聖遺物との適合率を上昇させる特殊な薬品だが、これを投与しても適合率の上昇は正規適合者よりも劣り、時間経過での適合率の低下、過剰投与によって肉体がボロボロになるなどの欠点を多く持つ。

家族を殺したノイズへの復讐を強く望み奏は、シンフォギアの適合者になるべく制御薬「LiNKER」を過剰投与した結果、後天的な形で適合者となったが、その代償として人体への負荷が絶大であることからギア装着も時間制限付きの限定的なものであり、一話冒頭ではネフシュタン起動実験のためにLiNKER投与を控えていたことから時間切れに陥り、早期決着のため「絶唱」を発動。適合係数の低さとLiNKER投与中断が重なった結果、その負荷が肉体の耐久限界を超越、死亡した上に遺体も塵となって完全に消滅してしまった。

後に続編である「戦姫絶唱シンフォギアG」にて、改良を加えたLiNKERが登場し、マリア、調、切歌も使用している。


聖遺物とは由来の異なる異端技術。科学と魔術が分化する以前のロストテクノロジーであり、魔法とも総称される。

欧州をはじめとした各国の闇に秘匿され、現代科学とは別次元に進化し続けてきた。

その性質上技術体系としては様々な側面を持つが、キャロル・マールス・ディーンハイムの扱うそれは櫻井了子の提唱した櫻井理論に近しい部分を覗かせ、彼女の扱うアリストテレスはギアの放つ歌の力をも捻じ伏せる程の力を持つ。


  • ルナアタック

フィーネがカ・ディンギルを用いて月の破壊を試みた事件。

クリスが月の破壊を一部に押しとどめ、翼がカ・ディンギルを破壊。その後、響たちシンフォギア装者に敗れたフィーネが月の欠片を地上に落下させようとするが、即座に対応したシンフォギア装者によって欠片が細かく破砕され被害は軽微に留まり、破片の一部は月の環になっている。

しかし、この事件の結果、月の公転軌道が狂い、地球への落下コースを取っていた事が発覚。この事実を隠蔽する目的で米国はNASAを経由して各国に偽造した軌道計算データを提出。これが後に起きる事件「フロンティア事変」の始まりでもあった。


  • レイライン

キャロルが考える世界滅亡計画「万象黙示録」の重要な鍵を握るキーワードで、各地の電力施設を破壊し、エネルギー総量が低下させ、目標数値にまで到達させて、解放させるらしい。


関連タグ

シリーズ

戦姫絶唱シンフォギア 戦姫絶唱シンフォギアG 戦姫絶唱シンフォギアGX

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