概要
『バケモノの子』の登場人物で、主人公のひとり。
9歳の時に不慮の事故で母を亡くし、その親族に引き取られるのを嫌って一人で生きていこうと家を飛び出した。少ない所持金を削りながら【渋谷】を彷徨う中で、声をかけてきた熊徹の後を追い、バケモノの世界である【渋天街】に迷い込んでしまう。
どこにも行き場がないため、嫌々ながら熊徹の弟子となり、彼との共同生活と修行の日々を経て、互いに成長していく。態度は不遜だが物事の飲み込みは早く、熊徹の足さばきを見よう見まねで体得するなど素質にも恵まれる。
「蓮(れん)」という名前をもっているものの、「個人情報だから」と教えるのを拒否したため、9歳だということを知った熊徹に「九太」と名付けられ、そのまま【渋天街】での呼び名となった。