ギーヴ
ぎーゔ
「アルスラーン戦記」に登場するキャラクターである。
概要
飄々とした性格で人を食った発言も多いが、アルスラーンが王城の外で育ったことを見抜くなど、洞察力は鋭い。
容姿は「濃く深い色調の赤紫色の髪と紺色の目」をしており、「長身だが華奢にすら見える体格と美貌」を持つ22~23歳の若者、と描写されている。
琵琶、笛、竪琴などの楽器をこなし、女性の扱いにも非常に長けているが、剣や弓の扱いにも優れている。
特に弓については神業的な腕前を誇り、エクバターナがルシタニアに包囲された際には、囚われの万騎長シャプールの「味方の矢で死にたい」との意を受け、一矢でその眉間を射抜き、彼を苦しみから解き放った。その一件が原因で後にシャプールの異母弟イスファーンとの間に確執を抱える。
自らを「アシ女神の僕」とし、ファランギースをアシ女神と同一視している。
彼女との出会いを経て、なりゆきでアルスラーン陣営に加わることとなる。
他人から奉仕されるのを当然と考えている王侯貴族を軽蔑しているが、王太子アルスラーンが一般的な王侯貴族とは対照的な人物と知ると興味と好感を持つ。
本人曰く、2枚の舌に加え、10以上の”色のない舌”を持つ。
ギーヴならぬ悪鬼(デーヴ)の尻尾を苦労して隠しているらしい。
ファランギースに対して好意を持っているのは確かだが、彼女に冷たくあしらわれることも楽しんでいるそぶりも見られる。
関連イラスト
荒川弘デザイン
以下劇場版神村幸子デザイン(左)、小説挿絵天野喜孝デザイン(右)
複数のメディア展開によりデザインはそれぞれ異なるが、アル戦キャラで「楽器か弓を持つ(または両方装備)イケメン」がいたら、だいたいギーヴである。