曖昧さ回避
- 『アルスラーン戦記』の登場人物。→このページを参照。
- 『鎧武外伝』の登場人物。→シャプール(仮面ライダー鎧武)
- 『白騎士物語』の登場人物。
概要
田中芳樹の小説またはそれを原作とした漫画・アニメ「アルスラーン戦記」の登場人物。
パルス国の万騎長。36歳。
イスファーンの異母兄で、騎士道を重んじる真面目な性格。と、言うよりは堅苦しい性格。おそらく騎士階級でも相当の名門の出身。母は父の正室であり、名門の嫡男というサラブレッド。
其故にか同じ万騎長で平民出身のクバードとは全く反りが合わず、列に並ぶ時には必ず両端に離れて立つほど不仲。だが堅苦しいがゆえに正義感も強く勇敢で、母である父の正室にイスファーンと生母が雪の中に放り出された時など、母に抗議して自ら救出に向かったほど。
第一次アトロパテネ会戦に参加するが、部隊は壊滅、火と矢で重傷を負いルシタニアの捕虜となる。
エクバターナの城門前でボダンにより杖でひたすら殴られる拷問を受けている最中に「味方の矢で死にたい」とパルス軍に訴え、この意思を汲んだギーヴの放った矢によって絶命した。
これについてシャプール自身は感謝していたが、このことが後にギーヴとイスファーンの間に(決定的な破局に至るほどのものではないが)確執を生み、ギーヴが一時アルスラーン陣営を離脱する口実として利用される。