概要
パルスの王太子アルスラーンが、侵攻してきたルシタニアに敗北した第一次アトロパテネ会戦から、是の駆逐と父アンドラゴラス三世の死によって王座に就き、其処から約4年後に出現した蛇王ザッハークの勢力との対決に至るまでに臣下とした著名戦士達の総称だが、此の呼び名が使われ始めたのは彼の統治時代より後の事である。
事実、彼の治世で現実世界に於ける将軍相当と推定される職(大将軍とその下の万騎長)に就いていたのは、ダリューン、クバード、キシュワードの三人丈である。
彼の業績を吟じる詩人が「十六翼将の名を知るや?」と問うと、聴衆は指を折りながら其に応えるという。
ちなみに十六人全員がアルスラーンの前で揃ったのは1度だけである。