トゥース(アルスラーン戦記)
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あるすらーんせんきのとぅーす
田中芳樹の小説「アルスラーン戦記」の登場人物。
十歳のころから鉄鎖術を身につけ、剣以上に習熟する。
アルスラーンのルシタニア追討令に応じるまでは、パルス南方の町ザラの守備隊長を務めていた。
第一部(7巻「王都奪還」以前)
アルスラーンの召集に応じてペシャワールに参陣。功を焦るイスファーンやザラーヴァントに比べると遥かに落ち着いた戦術眼を発揮し、周囲の信頼を勝ち得る。
アルスラーンが追放された後は、不満を表に出さずにアンドラゴラス三世に従い続け、王都奪還の戦いに参加する。
第二部(8巻「仮面兵団」以降)
亡き戦友バニパールの娘3人――パトナ、クーラ、ユーリン――を妻に迎え、好色家のクバードをして、「むっつりすけべ(ハーチムマイマイ)」とあきれさせる(※)。(アルスラーン曰く「ギーヴにもクバードにも不可能な所業をやってのけた」)
ただし三人の妻たちに対する態度は、ハーチムマイマイというよりはむしろ優しい父親のようである。 → 参考:一夫多妻
デマヴァント山封鎖やペシャワール城防衛など、魔軍との戦いに加わって力を発揮する。ザラーヴァントの後を引き継いで第二代エクバターナ城司となった。
陸では立派な騎士だが、海では船酔いを起こして力を発揮できないという一面もある。
(※)普通なら面と向かってそんなことを言われれば大喧嘩になりそうなところだが、本人はいたって鷹揚に「これまでそんなことは思っていなかったが、そう言われればそうかもしれんなあ」と言って、さらにクバードを呆れさせている。
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