水着や下着、およびカブのキャラクターについてはピーカブーの記事を参照。
概要
正式名称は『ご近所メルヒェンRPG ピーカーブー』。作者は河嶋陶一朗・落合なごみ・冒険企画局。汎用RPGシステム「サイコロ・フィクション」を使用した記念すべき第1号作品。
他サイコロ・フィクションと大きく異る点として、プレイヤーが小学生役とオバケ役でペアを組むのが特徴。つまりぼっちn…いや、なんでもない。
公式リプレイではリアル小学生とセッションしており、子供に翻弄される冒企関係者が楽しめるようになっている。子供の思想を学ぶのにも良い資料となるだろう(多分)。
大まかな設定
オバケが見える小学生はイノセントと呼ばれ、そのイノセントとペアを組むオバケはスプーキーと呼ばれる。基本的にはこのペア数組ではぐれオバケと呼ばれる悪いオバケが引き起こした怪奇現象を解決していくのが大きな流れ。
イノセント
前述のとおり、子供故にオバケを見ることができる力を持つ小学生。本作では小学4年生~6年生でのプレイが推奨される。他のイノセントとは別クラス(別学校)にしても良いが、GMの進行を助けるのであればクラスメイトにすると良いだろう。
人間ならではの特徴として睡眠不足というものがあり、この睡眠不足による疲労がたまると判定が不利になるので、ちゃんと寝たり、体力を回復させよう。
また、例外的にオバケが見える大人もいるが大半が霊能力者かダメ人間。PC側の大人はこのダメ人間を操作することになる。…誰だ、俺らと言ったのは。
スプーキー
何らかの理由でイノセントと契約しているオバケの総称。寝不足に陥らない代わりに、能力は全て魔力で管理される。また、弱点という代償を抱えながら魔法を覚えることも出来、イノセントや仲間のスプーキーを助ける役目も負う。上手くデータを管理できるかが鍵。
そして、スプーキーは6つのリングの内、いずれかに属することになる。
ヨル族
夜を連想させるオバケ(夢魔や吸血鬼)が属するリング。夜の魔法が得意で、子供達を驚かせるのが大好き。
トンガリ族
高貴な妖精の末裔だと噂されるリング。鼻や耳が尖っていおり、プライドが高いのが特徴。鬼やダークエルフ辺りがこのリングに当てはまる。
シッポ族
ケモノなオバケは総じてこちらのリング。ネコマタやカーシーなどが該当。
シキ族
四季や年中行事との関係が深いオバケ。彼らを見かけたらその季節に思いを馳せてみるのも雅なのかもしれない。
オモチャ族
子供達が愛着を持ったオモチャに魂が入ったオバケ。その出生故か、子どもと遊ぶのが大好き。お値打ちものだからといって売り飛ばさないように。
X族
近代になって現れた種族。都市伝説や宇宙人はこちらのリングだが…よりによって、ルールブックでは冒涜的な邪神共をオバケの例に出している。
進行手順
イノセントによる学校生活を中心とした「学校フェイズ」→イノセントとスプーキーが自由行動する「放課後フェイズ」→イノセントが寝るかどうかでスプーキーの行動が変化する「真夜中フェイズ」の3フェイズを繰り返す。
そして、悪いオバケ(もしくは悪い人)と戦ったりする場合は「オバケ屋敷フェイズ」に移行し、クライマックスへと向かう。
悪いオバケ(もしくは悪い人)に勝利すると、事件は解決。失敗すると大変なことに。