概要
「宇宙戦艦ヤマト復活篇」において、主力戦艦をモデルとした「ドレッドノート級主力戦艦」が多数登場。立方体とも言える長方体型の艦体をしており、箱型艦橋の上段にはアンドロメダに通じるレーダー部分や、ヤマトの様に第3艦橋を艦底部に備えているのが特徴である(タンク状パーツは撤去されているが)。
武装は拡散波動砲1門、三連装主砲塔3基、対空パルスレーザー機銃(格納式)を主に備えており、主力戦艦を受け継いでいるのが伺える。また主力戦艦よりも対空迎撃能力が向上しており、格納式ではあるが多数の機銃砲塔が備え付けられている。
艦名については、「はつゆき」「しらゆき」「しまかぜ」など、旧大日本帝国海軍の駆逐艦に付けるような名前を与えられている。もっとも、現在の海上自衛隊にしても、戦艦、巡洋艦、駆逐艦、といった種別が無くなって「護衛艦」とされているうえに、昔の巡洋艦サイズな護衛艦であるため、昔の様な名前の付け方は難しくなっている。それに鑑みて、駆逐艦等の名前も採用されているのではないかと推測される。
スペック
- 全長:不明
- 全幅:不明
- 主機:波動エンジン×1基
- 兵装
・拡散波動砲×1門
・三連装ショックカノン砲塔×3基
・格納式対空パルスレーザー機銃×多数
性能
攻撃性能において、敵勢力である大ウルップ星間国家連合の戦闘艦艇に対して、十分な性能を有している。大抵は1撃で撃沈破することが可能であり、それは旧来の主力戦艦譲りの戦闘能力であろう。ベルデル軍の航空戦艦を1撃で破壊している実績を有している他、SUSの戦艦も撃沈している。
防御性能において、そこそこの防御装甲の模様。当たり所にもよるようで、冒頭では第2砲塔付近に命中弾を受けてバランスを崩した戦艦などもいたり、一撃で戦闘不能になったような戦艦もいた。
航行性能において、高い機動性を有しているような場面は見受けられはしなかった。
経歴
本級は地球連邦が投入した9個艦隊全てに配備されており、各移民船団護衛の為に同行していた。しかし第1次移民船団に同行した艦隊200数隻は、SUSの待ち伏せ攻撃にあって壊滅。多数の撃沈艦を出してしまったが、中には単艦にて拡散波動砲でSUS艦隊に風穴を開けた戦艦もいた。第2次移民船団は連合国で構成された艦隊の待ち伏せにあって壊滅。
第3次移民船団では、第7〜9艦隊を構成していた。こちらは古代進が敵奇襲の可能性を考慮していた故に、多数で襲い掛かる連合艦隊を相手に奮闘した。さらに旗艦ヤマトの存在があってか、その戦意は高く、エトス星艦隊司令長官ゴルイ提督もその士気の高さに気づいていた。アマールに到着した頃には、艦隊は160数隻と数を減らしてはいたが、倍近いと推定される連合艦隊に半包囲されかけながらも、奮戦し見事に戦線を支えきったことは、賞賛されるべきであろう。
最終決戦であるウエスト星系では、SUS要塞に肉薄せんとして突撃戦を仕掛ける。しかしSUS司令官バルスマンとメッツラーの冷酷な判断によって、連合国艦隊と地球・アマール艦隊諸共、要塞主砲ハイパーニュートロンビーム砲の乱射によって大打撃を被るに至った。回避に遅れた大多数の戦艦が巻き込まれてしまった模様(何故回避行動を取れなかったという突っ込みもあるが)。
ただし、全てのドレッドノート級戦艦が損失していた訳ではないようで、先に帰還させた移民船団の護衛部隊の「しまかぜ」「きりしま」などが生き残っていたもよう。