弘世菫

ひろせすみれ

漫画「咲-Saki-」及び「咲-Saki-阿知賀編episode of side-A」の登場キャラクター。

プロフィール

西東京代表白糸台高校3年生で麻雀部部長。団体戦では次鋒を務めている。

白糸台の「チーム虎姫」に所属しており、「シャープシューター」として名を馳せる。

長身・長髪・ロングスカートのクール系お姉さん。見た目通りのクールな性格であり、あまり感情に流されず打算的・合理的な選択をするタイプ。

能力によるズバ抜けた洞察力を持つ同級生の照の協力も得て、他校への対策などのミーティングを主導している。コーチ及び監督の姿の見えない白糸台の指導者代わりとなっているようだ。

全国最強を誇る白糸台高校のスタメンのひとりというだけあり、相当の強者であることがうかがえる。また「シャープシューター」として名前も広く知られており実力者としての知名度は高い。

しかしインターハイ準決勝では格下の阿知賀相手に得意技が通用せず、マイナス収支で試合を終える。ただ状況に応じて能力を使うことなく大人しく退いて様子を見るといった描写もあり、その場に応じた立ち振る舞いのできる頭脳派な打ち手であるようだ。

特定の相手からこぼれる不要牌を先読みして、それを狙い撃ちするピンポイント攻撃を得意とする「白糸台のシャープシューター」（by福与アナ）。

高い手をツモ和了りするよりは、対戦相手から直撃をとるのを得意とするタイプである。狙い撃つかどうかは菫の任意で決められ、相手に対策された時は普通のツモ和了りもしてみせるなど柔軟性は高い。

ロンによる直撃が決まると競技用の弓矢（アーチェリー）を相手に射って命中させる演出が出る。二条泉は二度喰らい胴体は穴が開いたようになり、脳天に受けた際には体が大きく傾いた。

どの相手から直撃を取るか狙いを定める際に、右手を数ミリだけ手前に引いて相手を睨む癖がある。チームメイトも含めてそれに気付いている者はほとんどいないのだが、これを察した赤土晴絵のアドバイスにより松実宥にはこの攻撃を躱され、逆に失点してしまった。

二次創作では同チームの照や淡とのカップリングが主。もしくはインターハイでの対戦相手というところから松実宥とのものがあったりする。

台詞のほとんどなかった頃から照との関係について注目されており、照のボケに対する冷静なツッコミ役という立ち位置が読者から与えられていた。そして阿知賀編の漫画化で白糸台の控え室が描写されるようになり、やはりキャラクターは苦労人ということで定着した。

照とはある程度は同じ部にいるはずだが、共にアニメ版に初登場した時には彼女の「営業スマイル」には空いた口が塞がらない状態で、淡の「高校100年生」発言にはクールに「バカなのか？」と返している。