概要
小田急電鉄の最後の鉄製車両であり、現在では唯一の鉄製通勤車両である。
6両編成と4両編成が共に16本在籍している。
側面窓は9000形や小田急5200系と同じ一枚窓であるが、腐食防止の為にアルミ合金製の枠を加えている。
当初は界磁チョッパ制御で6両編成の8266Fと4両編成の8064F~8066Fを覗いて寒色系の内装で纏められたが、寒色系にも模様があった。
又、冷房は集約分散式で連続式を初採用し、室内もラインフロー式に変わり後に1000形や2000形もこの方式を採用した。
更に冷房向上の為に広い貫通扉から狭い貫通扉に代わり、引き戸も追加された。
前面は9000形に似ているが、ブラックフェイスで近代的な外装に代わった。
車体幅は小田急で最後の2900mmの車両であり、地下鉄の制限から千代田線には乗り入れない。
後に更新工事が行われ、8251Fと8255Fを除く全ての車両でワンハンドルとVVVFの更新が行われた。そして、8251Fと8255Fも含めて内装も全ての車両が暖色系になり、LED案内も追加された。
4両編成はブレーキ読み替え装置が搭載されていない為、8000形6両VVVF車と3000形6両編成しか連結できない。
関連タグ
4000形については4000形を参照。
60000形については60000形を参照。