ジヒビキラン
じひじきらん
ジヒビキランとは、ウルトラマン80に登場する怪獣の名称である。
「相撲とろうよ!」
概要
足柄山に棲まうと言い伝えられる相撲の神様・すもう小僧が怪獣へと変身した姿。
伝説によればその正体は昔、相撲好きの木こりの息子が、村祭りの相撲大会に飛び入り参加しては賞品を独り占めにしていた為に村人たちから疎まれ谷底に突き落とされ怪獣へと化身した姿だとされており、腕白だが純粋無垢な心を持ち、人懐っこく相撲の神様だけあって食べ物には目が無い。
普段は金太郎の様な姿をしたすもう小僧の姿で山奥深くで寝てばかりいるが、目を覚ますと相撲をとってくれる子供たちの人気者で、山に向かって「すもう小僧、一緒に相撲とろうよ!」と呼びかけると里に下りてきて相撲をとってくれるとされており、百番相撲をとれば満足して10年でも20年でも山で眠り続けていらしい。
相撲さえとっていれば何時も機嫌が良いが、一度起こると手の付けられない凶暴な怪獣の姿になって暴れ回る荒神の一面を持っている為に人々から恐れられている一面も持っている。
張り手を連発する『弾丸張り手』という必殺技を持つ。
劇中、久方ぶりに目覚めると山里へと降りて来て相撲部のメンバーやUGMと相撲をとるが、その様子を見ていた二人組の泥棒(バカ)に騙され金儲けに利用された挙句に彼らに唆されて金持ちの家に侵入しようとした所、防犯の為に家の堀に流されていた高圧電流に感電。
それに怒りジヒジキランの姿となると凶暴な性格となって暴れ回るが、80に百番目の相撲を挑まれたためこれを受け、手に汗握る一進一退の激しい攻防戦を展開。
勝負は80の投げ技で土が付いた事で、勝敗は80に軍配が上がるものの百番相撲をとり終えてた事ですっかり満足し、すもう小僧の姿に戻るとUGMや子供たちに見守られながら足柄山へと帰っていった。