概要
ジオン公国軍が徴用した民間貨客船を改装して造り上げた試験支援艦。
同軍技術本部所属『第603技術試験隊』の母艦でもあり、艦長はマルティン・プロホノウ中佐。
元となった船が定期航路にてサイド3に物資を届けていた輸送艦でもあったため、正規の補給艦であるパプア級を凌ぐ非常に優れたペイロードを有している。
その名の通り新兵器の性能評価試験を行う目的で造られたものであり、送られてくる新兵器を運用すべく、その都度専用の設備などを艦内に増設して対応しなければならないため、本艦のペイロードの高さはそれらに柔軟に対処する上で重要な要素となっている。
また、それ故にジオンの戦力不足が顕著となっていた一年戦争末期において、本来本分ではない輸送任務に助っ人として駆り出されることもあった。
改装に際して武装も新たに増設されているが、せいぜい自衛程度のもので単艦での戦闘力は低いため、任務の際には基本的に護衛の同伴を必要とする。
また、同型艦で『第604技術試験隊』の母艦として運用されたムスペルヘイムも登場している。