人物像
ガンダムアストレアのパイロットを務める第2世代ガンダムマイスター。『00P』開始時点で25歳。
赤毛とブラウンの瞳の青年。技術者タイプの人間で、自身もメカに対する愛着心が強い。また「カラマーゾフの兄弟」を愛読するなど、文芸青年の面もある。
ワークローダーの開発者として業界では名を知られており、MS開発者として軍から誘われるほどだったが、争いを生む機械を作りたくないと言う理由から断り続けていた。
結局、数世紀先を行くとも言われるCBのテクノロジーに魅了されて、グラーベからのスカウトを受け入れたものの、マイスターとしてスカウトされたつもりはない。
そのためか、無益な殺生はしない主義。実際、ある武力介入で、ガンダムによる武力介入の現場、ひいてはガンダムを目撃したイアン・ヴァスティとJB・モレノについて当初、組織は『処分』する事を決めていたが、ルイードのとりなしで、CBは組織加入を条件に二人を助命している。
陽気な性格で、上記の通り紛争根絶のためとはいえ「人間を撃つ」ことには割り切りを見せられないでいるが、無理をして仲間の前では表に出さないように振舞っている。だが、マレーネと結ばれてからは、躊躇いを見せなくなった。また女心には鈍感な性格で、シャルの自身に対する好意にも気付かなかった。意外にファッションセンスは良く、ライダースーツを着こなす。マイスターとして活動している間、マレーネの優しさに気付き、彼女に告白する。両想いとなり後に結婚、フェルト・グレイスを授かった。
しかし、「プルトーネの悲劇」にて、コアファイターが分離出来なくなったプルトーネからシャルを救出するためにアストレアで救助活動を行い、高濃度に圧縮されたGN粒子を大量に浴びてマレーネと共に即死。傷一つない、眠るような死に顔だった。
なお、娘であるフェルトは、両親の死の原因である、上記の「プルトーネの悲劇」の真相については組織の方針により秘匿され、知らされていない。真相を知っているのは、イアンなど一部の古参メンバーのみ。