ガンダムアブルホールのパイロットを務める第2世代ガンダムマイスター。
アニメに登場するフェルト・グレイスの母親にあたる。
人物像
元凶悪犯罪者という異色の経歴を持つ。『00P』開始時点で25歳。
表面上は思想に問題があるとされ普段は爆弾付きの首輪と手錠を身に付けており、ガンダムの整備には立ち会えないなど行動に大きな制約が掛けられている。
CBではマイスターというよりもMSのパーツの一つと見なされており、彼女自身も自らをパーツと称して鉄格子の部屋にいることが当たり前だと考えている。そんな境遇とは裏腹に優しい性格の持ち主で、戦争根絶への想いを強く持っている。
だが、上記の凶悪犯罪者と言う経歴の真相は、宇宙労働者であった時、閉鎖空間で致死率の高い伝染病が蔓延し、末期症状の同僚から苦しみを取り除くために、やむを得ず安楽死させる形で殺したというものであった。
彼女はそれを自らの罪と考え、救助すべき管理責任を放棄したユニオンの企業の思惑とは関係なく、自らの命で罪を償うつもりで執行の日を静かに待っていた。そこをフォン・スパークの父、ロバーク・スタッドに救出された。なおCB側はこの真相を知っており、上記の組織での扱いも彼女の了承を得ての事である。
その後、ロバークの死に衝撃を受け、世を正すために自身の命を使うと決意。グラーベ・ヴィオレントからのスカウトを受け入れCBメンバーとなった。
後にガンダムアストレアのマイスター、ルイード・レゾナンスと恋人となる。第2世代マイスターを引退し、予備マイスターとなるのを条件にルイードのプロポーズを受け入れて結婚、数年後にフェルト・グレイスを授かった。それを機にヴェーダの承認により手錠と爆弾付き首輪が取り外され、不穏分子としての扱いから解放。殆ど毎日フェルトに会いに行ったりと幸福な日々を過ごした。
「プルトーネの悲劇」ではアブルホールに搭乗していたが、窮地に陥ったシャルを救うために、濃縮された毒性を持つGN粒子を大量に浴び、ルイードと運命を共にする事となった。シャルが後に身に付けるようになった髪留めは彼女の遺品。フェルトには彼女達の死の真相は知らされていない。
ちなみにフォンがCBに入ったのは、父が救助した彼女の行方の手掛かりを掴むためというのが理由の一つ。
関連タグ
・乗機の後継機とそのマイスター