「僕の役割は計画遂行の邪魔となる存在を抹殺すること」
CV:小林ゆう(Gジェネクロスレイズより)
概要
リボンズ・アルマークやヒリング・ケアと同じ塩基配列パターン0026タイプのイノベイド。
特殊能力として他のイノベイドに強制アクセスし、自らのパーソナルデータを上書きして支配する「インストール」や、同じ塩基配列のイノベイドに全てのパーソナルデータを転送する「セーブ」を持つ。
基本人格は「計画が狂うことを極端に嫌う」と設定されており、自らの存在を「計画に匹敵する」とまで断言した。
実際に秘密裏に自身の計画を誰にも悟られずに遂行する狡猾さは持ち合わせているが、想定外の事態には極端に弱く、不測の事態が起こると普段の余裕が瞬く間に崩れて冷静さに欠き、本領を発揮出来なくなる致命的な弱点がある。
活動歴
リボンズに信頼され、開発中の擬似太陽炉製造施設の管理を任されていたが、「マイスターはイノベイドであるべきである」と考え、リボンズが自らの滅びを防ぐために進めた人間によるマイスター計画に反対。
『00P』の裏で「プルトーネの悲劇」を引き起こし、また自らの能力を用いてマイスター候補者を抹殺していた。
ヒクサー・フェルミを操って、マイスター候補者をスカウトしていたグラーベ・ヴィオレントを殺害した後、自らは1ガンダムに搭乗し、同じ0026タイプのイノベイドが搭乗する2機のGNキャノンを引き連れて、ガンダムマイスター874が駆るガンダムアルテミーを襲撃した。
後一歩まで追い詰めるが、排除した筈のグラーベが再び立ちはだかったために激しく動揺し、冷静さを失ってしまう。
それでもインストールによりグラーベを操ろうとするが、既にグラーベはヴェーダ内で死亡扱いとされており、他のイノベイドとのリンクが隔絶していたために失敗。ラジエルのビームサーベルでコックピットを斬られて消滅した。
だが……寸前にパーソナルデータをサブボディにセーブしようとしたが失敗、残されたサブボディは人格を書き換えられ、社会監視用に転用された。
しかし、実は消滅したのは『オリジナルと思い込まされていたサブボディ』であり、オリジナルの彼は随伴していたGNキャノンの内の1機に搭乗していた。
その後、人格データを書き換えられ『レイヴ・レチタティーヴォ』として社会に出されるも、秘密裏に保管していた1ガンダムに人格データのバックアップを残しており、『00I』にて誘き寄せたレイヴを乗っ取り復活する。
その後、フォン・スパークと戦って深手を負い基地に保管されていたサブボディに移る。しかし体を乗り換えたために「6人の仲間」から除外されてしまった事実に気付き、再度レイヴの体を手に入れんと画策する。
最期
リジェネ・レジェッタの手引きで軌道エレベーターにやって来たレイヴ達を襲撃するが、ヒクサーとハヤナ、協力したラーズによって1.5ガンダムを無力化され追い詰められ、グラーベへの謝罪をヒクサーから要求されるが、最後まで己の傲慢さを悔いずに抵抗しようとしたために射殺された。
しかし、その直前に1.5ガンダムの中に自身の人格のバックアップを仕込み、機体に搭乗したレイヴの肉体を再度奪って自分以外の「6人の仲間」を消し去ろうとするが、フォンのアヴァランチアストレアの妨害を受け、記憶の海に消え去らず確固たる意志を以て存在を主張したレイヴに敗れる。
そしてバックアップデータの状態で1.5ガンダムごとイノベイター勢力に引き渡された。
Gジェネ
クロスレイズで初登場。
キャラとしては刹那やリボンズに引けを取らない性能となっている。
ただし、クロスレイズではビサイド本人と機体は登場するが彼が出撃するストーリーである00P(2ndシーズン)及び00Iが収録されていないため、00外伝の世界で色々やらかした宿敵・嫌われ役にもかかわらず、ビサイドを味方として使うことはできるが敵として倒すことはできない。
故に、酷い目に遭わされた原作キャラでボコボコにしたいというプレイヤーの願いを直接叶えることは出来ない。
関連人物
イノベイド
- リボンズ・アルマーク:同じ塩基配列パターンを持つイノベイド。 後にビサイドの特殊能力である『インストール』と『セーブ』を得た。
ビサイド被害者の会
- レイヴ・レチタティーヴォ:00Iの主人公であるイノベイド。ビサイドの所業のせいでとばっちりに遭ってしまう。
- シャル・アクスティカ:ビサイドが関わった「プルトーネの悲劇」によって心身共に癒え難い傷を負った。
- フェルト・グレイス:ビサイドが関わった「プルトーネの悲劇」で両親であるルイード・レゾナンスとマレーネ・ブラディを殺された。その真相をフェルトは知らない(寧ろ知ってはいけない)。
- アニュー・リターナー:ビサイドから特殊能力を奪ったリボンズによって、恋仲だったライル・ディランディとは悲劇的な結末を迎えてしまった。