解説
日本の有名な時代劇である『忠臣蔵』をモチーフとし、カール・リンシュ監督の下で製作、2013年に公開された、アメリカのファンタジーアクション映画である。
登場人物の名称は、実際の忠臣蔵に登場する人物名が使用されており、大石内蔵助を真田広之、吉良上野介を浅野忠信が演じている。
四十七士には、キアヌ・リーブス演じる架空の人物で、本編の主人公の一人であるカイ(魁)が参加するなど、独自の要素が加えられたオリジナルストーリーとなっている。
江戸時代の日本が舞台となっているが、実質的にはアメリカ映画であり、真田広之をはじめとしたキャスト陣を除けば、日本人は製作には関わっておらず、アメリカにおける日本観や、スタッフの独自色が強くなっている。
とはいえ、日本を舞台にする上で、製作スタッフの日本の中世における文化や風習、伝承などをよく研究していることがとれる部分も多い。