チョウゾの概要
あらゆる生き物のエネルギーを吸収する浮遊生物『メトロイド』を生み出した種族であり、パワードスーツやエリシアンなど数々の遺産を残した種族。優れた文明を持ちながら自然との共存を望み、古きものと新しきもののバランスを重んじた。
その歴史はあまりにも古く、一族がどのようにして生まれたのかは当の鳥人族たちでさえ定かではない。彼らは銀河とその銀河に住まう様々な種族の繁栄を願い、その姿を間近で見ていたエリシアンたちからも「見守る人たち」と形容された。
鳥人族には小柄で俊敏に大地を駆ける者、空高く跳躍する者、大柄で球体のように体を丸める者など幾つかの種族がおり、それらの多彩な身体能力は後に一族の手で育てられる銀河の救世主、サムス・アランが身に着けるパワードスーツの能力の基となった。
彼らの影響力は銀河のあらゆる星々に及んでいたが、今では行方をつかむことはできず、スペースパイレーツによる惑星ゼーベス侵攻を最後に銀河社会では既に絶滅した種族として認識されている。
惑星ゼーベス
かつて鳥人族が降り立ち、住み着いていた惑星。チョウゾディアと呼ばれる鳥人族の居住区がある。居住区の最奥には大軍神と呼ばれる巨大な壁画が描かれており、壁画の隅には鳥人族と暮らしていた小さい頃のサムスのラクガキもある。スペースパイレーツに奪われて以降は惑星そのものが難攻不落の要塞と化していたが、サムス・アランによる二度目のゼーベス攻略の際、強力な自爆装置により惑星そのものが跡形もなく消し去られた。
SR388
ただひたすらにビームを放つオートラック、不気味に跳ね回るオートAD、銃器により標的を狙い続けるガンズーなど、鳥人族のオーバーテクノロジーによって作り出された多数の機械兵器が念入りに配備された惑星。全ては侵入者からメトロイドを守るための配慮である。
鳥人像
鳥人族の遺伝子を使用して作られた像。主に鳥人族の遺跡と彼らが後世に託した遺産を侵入者から守っているが、故障した鳥人像も幾つか存在しており、善悪の区別無く襲い掛かってくることもある。サムスの二倍近い巨体でありながら軽快で、腕から衝撃波を放つなどなかなか手強い。
またさらに強力な黄金の鳥人像もあり、こちらはミサイルを回避するだけでなくスーパーミサイルをつかんで投げ返すという荒業まで可能な強化版である。
エリシアン
メトロイドプライム3にて登場した鳥人族によって生み出された機械生命体。惑星エリシアの住人。
かつては惑星エリシアでの鳥人族の活動を支え、銀河連邦とも友好的な関係にあり、知識の提供や物資の供給など連邦への協力を惜しまず宇宙における多くの災害を未然に防いできたが、ダークサムスと彼女に操られたスペースパイレーツの侵攻により抵抗も虚しく敗北。パイレーツ同様にフェイゾンによる汚染を受けたことで一人残らずダークサムスの支配下へと堕ち、The Firstから続く一族の長い歴史に幕を下ろした。
これら誕生から滅亡までの長い歴史は、一族の終わりを悟った最期のエリシアンによるデータボットから収集することができ、ブリオニアン同様にその無念を共有することができる。